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脱オーガズム迷子! “気持ちいい”を脳に覚えさせることが秘訣【みんなのオーガズム体験談】

 

注)「ちつ」の解剖学的に正しい表記は「腟」ですが、この記事では一般的な表記である「膣」を使用します。

 

「オーガズムを感じる」ということ。それは医学的にもまだまだ未知の領域。
オーガズムは達し方や感じ方まで個人差が大きいと考えられています。

 

とくに女性の場合、セルフプレジャーやオーガズムについて友だち同士でも話しにくい風潮があり、「実際どんな感じなの? 」とモヤモヤしている方も多いはず。

 

そこで今回は、オーガズム経験があるiroha公式アンバサダー「iroha部」三期生の3名に、オーガズムを得られるようになったきっかけや感覚などについて深堀りしてみました。

 

「オーガズムの感覚がわからない」「もっと探求してみたい」と感じているみなさんのヒントになりますように。

 

この記事でお話を伺ったのはあゆみさんです。

 

あゆみせんせい

iroha部三期生

性被害から男性不信、モラハラ、レスなどこじらせ街道を突っ走るが、幸せを諦めたくないと一念発起! 愛し合うセックスができるまでにV字回復。

被害に遭いながらも、幼い頃から性への興味は失わずセルフプレジャー歴30年以上。その中でirohaと出会い、コンセプトと美しいデザインに共感しファンに。

自身の性体験や気持ち良さの追求を誰かの役に立てたらと発信を開始。野望は性愛を通して幸せなカップルを増やすこと。
 
X:https://x.com/ayumi_seiai
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instagram:https://www.instagram.com/ayumi_seiai/

 

純粋な好奇心からオーガズムを探求

Q.あゆみさんがオーガズムを探求するようになったきっかけを教えてください! 

もともとセルフプレジャーは幼稚園の年長さんくらいのときからしていて。
といっても、その時は性的な意味合いは無く、ストレッチすると気持ちいいというのと同じ感覚でしていました。

 

今でもほぼ毎日、眠りにつくために夜セルフプレジャーをしています。それ以外にも、ほぼリモート勤務なので、タバコを吸う人でいう”タバコ休憩”みたいな感じで昼休憩に気分転換としてセルフプレジャーをすることもあるくらい、日常的に楽しんでいます(笑)

ただ、ずっと外イキ(クリトリスなど)をメインで楽しんでいたタイプだったので、中(膣内)の「気持ちいい」という感覚は最初は分かりませんでした。

 

私はエッチは気持ちいいものだと思っていたのに、実際は初体験も痛くて。中イキができる友だちの話を聞いた時に、うらやましい気持ちになりましたし、「セルフプレジャーだと気持ちよさを感じることがあるのになんでエッチは気持ちよくないんだ…? 」というギャップもありました。

 

でもそこで、「痛かったから諦める」ではなくて、純粋な好奇心で「もっと知りたい! 」という気持ちになって、そこから探求し始めました。

 

 
 

Q.中イキ(膣内のオーガズム)は、どのように探求しましたか? 

初体験の経験から、いきなり挿入するのは痛いと学んだので、初めは膣内に入れる小さめのシンプルなアイテムを買って、少しずつ中に挿入する感覚をつかんでいきました。

 

それに慣れてきたら、もう少し形や大きさがしっかりしたものを買って、出し入れをしてみたり、いろんな使い方を試してみました。そうしていくうちに、なんとなく中の気持ちいい感覚がつかめるようになってきて、少しずつ中でのオーガズムを自覚していけるようになりました。

 
 

Q.あゆみさんにとってのオーガズムはどんな感覚ですか? 

オーガズムと言っても波がいろいろあると思っていて。
“ビューン! ”と一気にオーガズムを感じるときや、“ふわふわ~”とした感覚でオーガズムを感じるときなど、オーガズムにもグラデーションがあるなと思っています。

 

クリトリスでも中(膣内)でも、”ふわふわ~”っとしたオーガズムの時もあるし、強炭酸みたいにビリビリっとオーガズムを感じるときもありますね。ビリビリする時は、太ももにも電流が伝わっていくような感覚がします。

 

あとは、苦しさを少し感じた後に突き抜けてドカーン!! という衝撃のあるオーガズムを感じるときもあります。擬音語ばかりですみません(笑)

 

セルフプレジャーアイテムの収納スペース

 
 
 

“気持ちいい”を少しずつ高めていくことが大切

Q.セルフプレジャーはどのように楽しまれていますか? 

まず初めはからだ全体をほぐしてリラックスし、気持ちを整えていきます。少しずつ気持ちが乗ってきたな、と感じたら、動画などを見てエッチなモードに切り替えながら振動アイテムなどを集中的に当てることも多いです。

 

iroha部に入っていろいろなアイテムを使う中で、改めてどんなセルフプレジャーが好きか改めて考えたら、外派だと気づきました。

 

特に、iroha+ YORUKUJIRAの背中の部分を面で当てるのが好きです! YORUKUJIRAの良いところは、女性器全体を覆って振動を楽しめるところ。盛り上がってきたらくちばしの部分をピンポイントに当てるような使い方もしています! 

 

推しirohaのYORUKUJIRAとiroha部 部員証

 
 

Q.あゆみさんがオーガズムを感じるために大切にしていることはありますか? 

気持ちよくなるために大切にしていることは、オーガズムにも「マイルストーン(目標)」を置くということ。

 

「イク」の定義を高く設定しすぎると、全然目標達成できない! ということも多いので、ちょっとした”ふわふわ~”っとした気持ちよさでも、「もしかしてこれもイッてるってこと? そうなんだ! 」という風に認識して、脳に覚えさせていくうちに感覚が得やすくなるのではないかと思っています。

 
 
 

没頭することがオーガズムを得るヒント

Q.ちなみに、セックスの時は何か意識していることはありますか? 

まずは、自分自身のことも、相手のことも信頼するようにしています。
心も体も裸にして、体調の変化があればはっきり伝えたり、なるべく開放的になって制限しないようにしています。

 

あと、“相手に気持ちよくしてもらおう”というのはセックスではなくオナニーだと思っているので、自分もセックスに没頭して、受け身ではなく”相手と一緒につくる”という意識を大切にしています。

 

あとは、セックスをより楽しむために、自分から情報収集をしたり、トレーニングに励んだりもしています。
その中で、骨盤底筋体操(膣トレ)を継続して行ったことでイキやすくなったと感じていますし、イク回数も増えたなと感じました。

 

オーガズムも、少しずつわかるようになっていくものだと思うので、日常的にセルフプレジャーするとか、感覚を知っていくことが大事だと思います。

 

骨盤底筋トレーニング(膣トレ)について詳しくはこちら

 
 

Q.セックスに没頭するためのコツはありますか? 

体型とか、可愛く見えてるかな、とか相手からどう見られているかを頭でいろいろ考えてしまうと、気持ちよさも感じにくくなってしまうと考えています。なので、なるべく無駄な思考が入らないようにすることを意識しています。

 

見られ方を気にしてしまう人は多いと思いますし、私も気にしてしまうタイプでした。

 

でも、以前ヌード撮影会に参加したときに、「女性のからだって、ありのままでもすごく綺麗だな」と感じたんです。その経験を通して、自分に少し自信が持てるようになって、そのままでも美しいんだなと思うようになりましたし、皆さんにも自信をもって没頭してほしいです。

 

 
 

Q.あゆみさんの中で、 オーガズムを感じるようになって変わったことはありますか? 

自分を癒す方法が人より多くなったなと感じます。ストレッチをするように、ナチュラルでマイルドに気持ちよくなれるのは心身ともに大事なことですし、メンタルを整えるうえですごく大事だなと感じています。

 

今まではPMDD(月経前不快気分障害)でメンタルが落ち込んだりすることも多く、漢方を飲んだりプラセンタ注射を打ったりと色々試していたのですが、セルフプレジャーをしっかりするようになってから落ち着いたなと感じています。私にとってはオーガズムを得ることが「整う」方法ですね! 

 
 

Q.自分に合ったirohaを見つけるには、どのように選ぶのがいいと思いますか? 

気持ちいいと思う部分は人それぞれなので、好みに合わせたアイテムを選んでみたり、まずはそれがどこなのか自分の好みをひとつひとつ探っていくというのが大切だと思います! 

 
 

Q.オーガズムをこれから探求する方にメッセージをお願いします! 

焦らずに、そのときのからだのゆらぎを受け止めながらセルフプレジャーやセックスを楽しむことが大切なのかなと思います。

 

私自身、オーガズムを感じるようになってからは、膣に指を入れてオーガズムを感じた時のからだの反応を観察したりすることもありました。そうすると、生理前後などタイミングによって、“からだの反応が違う”ということにも気づけたりして。

 

そういったからだの仕組みを理解できるようになったので、オーガズムを感じられない日があっても自分を責めたりせず、自然と受け入れることができるようになりました。
まずは自分のからだを知ること。そして、”ちょっとした気持ちよさ”も大切にしていくことがオーガズムに近づくヒントだと思います。

 
 
 

お話を伺ってみて

「オーガズムにもマイルストーンを置いている」というお話や、「自分もセックスに没頭して、受け身ではなく”相手と一緒につくる”という意識を大切にしている」とお話ししていたのがとても印象的でした。

 

irohaとしても、「オーガズムだけがゴールではない」と考えていますし、達し方や感じ方など個人差が大きいため、皆さまそれぞれが自分なりの気持ちよさを見つけることがとても大切だと考えています。

焦らずに、そのときに感じた「気持ちよさ」をじっくり味わって楽しんでみてはいかがでしょうか。(iroha部スタッフ 矢野)

 
 
 

他のオーガズム体験談はこちら

【みんなのオーガズム体験談】あづささんの場合

 

【みんなのオーガズム体験談】研究性ちゃんの場合

 
 
 

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