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セルフプレジャーって? アイテム選びから実際の方法までご紹介【医師による解説付き】

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セルフプレジャー」という言葉を聞いたことがありますか? 聞いたことがある方もそうでない方にも、セルフプレジャーアイテムを展開するirohaが、セルフプレジャーの基礎から気を付けたいポイントまで、わかりやすくお伝えします。

 

医師の村松圭子先生(成城村松クリニック)、シオリーヌさん(助産師・性教育YouTuber)による解説も! セルフプレジャーをしたことがある方や気になっている方、まだしたことがない方にも、ぜひセルフプレジャーを身近に感じていただけると嬉しいです。

セルフプレジャーって? irohaが込めた想い

 

セルフプレジャーという言葉を選んだ理由

「マスターベーション」を日本語にすると「自慰」。これは「自分を慰める」と書きますよね。「慰めが必要なネガティブな状態にあるからする行為」ではなく、「悦びを見つけるための行為」。そのような想いから、「セルフプレジャー」という言葉を選び、2013年に「iroha」は生まれました。

 

ブランドの立ち上げ段階から、「“女性向けマスターベーショングッズ”って、ダイレクトで恥ずかしいよね」という意見が社内で出ていました。そんなマイナスイメージを払拭するためにも、口に出して恥ずかしくない言葉を使いたい。そこで、欧米では一般的だった「セルフプレジャー」という言葉を使うことにしたのです。

 

「マスターベーション」には「オーガズムを得て性欲を解消する」というある種固定されたイメージがある一方で、「セルフプレジャー」には目的がなく、悦びの種類も限定されていません。オーガズムに限らず、「自分なりの悦びを自分で見つける」という柔軟な意味合いがあります。

 

よく眠るためにセルフプレジャーをする人もいますし、決して性欲を満たすだけの行為ではありません。セルフプレジャーは自分の身体と向き合う行為で、セルフケアと地続きのもの。ぜひ開発担当者の想いが詰まった記事も読んでみてくださいね。

 

セルフプレジャーQ&A

「セルフプレジャーの意味はわかったけれど、具体的にどうしたらいいんだろう…?」よく寄せられるセルフプレジャーにまつわる疑問や質問を会話形式でご紹介します。

Q. そもそもセルフプレジャーをしている女性ってどれくらいいるんですか?

A. 2019年に実施した当社の調査によると、60%の女性がセルフプレジャーを経験しているんですよ。
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Q. 半数以上もいるんですね! みなさん、どんな理由でセルフプレジャーをしているのでしょうか?

A. セルフプレジャーをする理由の1位は「性的快感を得るため」ですが、「ストレス解消のため」「睡眠のため」など、さまざま。「自分のからだを知るためにする」という人もいますよ。
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Q. 自分を癒すセルフケアとして取り入れている人もいるんですね。

A.  irohaでは、安心して心地よく使っていただけるアイテムを多数展開しています。「irohaチャート」を参考に、ぜひセルフプレジャーアイテムを探してみてくださいね。
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セルフプレジャーQ&A【医師による解説】

セルフプレジャーの理由はひとそれぞれ。「セルフプレジャーをすることで、具体的にどんなメリットがあるんだろう…?」。セルフプレジャーにまつわるさらなる疑問を松村 圭子先生(成城松村クリニック院長)に聞いてみました!

 

「セルフプレジャーをしたい」という欲求について

 

Q. 女性でも「セルフプレジャーをしたい」という欲求を持つことは普通なのでしょうか?

A. もちろん普通のことです。過去には「女性には性欲が無い」とまことしやかに信じられていた時代があり、 女性が性にまつわる事柄に積極的になること、 自らの快楽を追求することは「恥ずかしい」「はしたない」と思われる風潮がありました。とはいえそのような風潮も時代とともに変化し、「女性が性に対して積極的なのもアリ」というふうに変わってきていると感じます。

 

人間は単に生殖行為としてではなくコミュニケーションの一環としてもセックスをするわけですから、男女に関わらず欲求を持つのはごく自然なことですね。これまで女性は性に対して受け身な傾向もありましたが、これからは女性も積極的に自分の快楽を楽しむ時代なのかもしれません。そう考えると、irohaのように手に取りやすいグッズが出てきたというのは女性にとってとても良いことだと思います。

 

セルフプレジャーのメリットとは

Q. セルフプレジャーをすることで、何かメリットはありますか?

A. いろいろなメリットがあります。オーガズムを感じることで、心身ともにリラックスして寝付きが良くなる。そうなると、ホルモンバランスが整うなど、 さまざまなメリットがあります。 その中でも忘れてはいけないのが、セルフプレジャーをすることで自分の快感スポットを発見できるというメリットです。

 

「どの場所をどんな風に刺激すると気持ちが良いか」ということがわかると、それを相手に伝えて2人でより気持ちのよいセックスをすることができます。よりよいセックスは、よりよいコミュニケーションに繋がります。そういった意味でも、セルフプレジャーには大きなメリットがありますよ。

 

Q. セルフプレジャー・アイテムを使うと、どんな効果が得られますか?

A. 「新鮮味を加えるということと、さまざまな強さや種類の刺激を体験できるというメリットがあります。セルフプレジャーにおいてもマンネリは快楽を下げてしまうので、新鮮味を加えることはとても大切です。例えば、irohaのような素材や色、形も工夫されたものなら、アイテムに対して抵抗がある人でも手に取りやすいのではないでしょうか。

 

Q. セルフプレジャーをするとリラックスする女性が多いようですが、具体的な根拠はあるのでしょうか?

A. 自律神経によるものです。セルフプレジャーの快感により副交感神経が優位になることがリラックスをもたらします。女性が「セルフプレジャーをするとリラックスする」と感じるのはこのためですね。リラックスもしますし、血行も良くなるので、そういった意味でも快感を感じるのでしょう。

 

Q. 女性ホルモンとセルフプレジャーはどのように関係しているのでしょうか?

A. セルフプレジャーは、自律神経のバランスを整え、ひいてはホルモンバランスも整えてくれるリラクゼーションといえますね。現代のようなストレス社会になると、どうしてもストレスフルな環境のため自律神経のなかでも交感神経が優位になりがちです。

 

しかし、セックスやセルフプレジャーで快感を得ている時というのは、それとは反対に副交感神経が優位になっている状態です。副交感神経が優位になって心身ともにリラックスできると、自律神経のバランスがとれてきます。それに連動して、女性ホルモンのバランスも整ってきます。

※自律神経とは、外界からの刺激や情報に反応して、からだの機能をコントロールする神経のことです。活動時、ストレス状態時に働く交感神経と、休息時、リラックスしている時に働く副交感神経の2つからなり、この2つの神経のバランスが崩れるとめまいや情緒不安定といった身体的、精神的な症状が現れます。

 

セルフプレジャーへの不安について

Q. セルフプレジャーアイテムを使うと、セックスでオーガズムを感じにくくなるということはありますか?

A 私は、セルフプレジャーのオーガズムとセックスのそれとは別のものだと捉えています。
習慣的に強い刺激でのセルフプレジャーをしていると、強い刺激でないと感じにくくなるということがないわけではありません。ですが、セックスはセルフプレジャーと違い、相手がいることによるプラスの快楽・快感があります。

 

必ずしも、セルフプレジャーアイテムを使うことで、セックスで感じにくくなるというわけではありません。 むしろ、ご自身でも気づかなかったような性感帯が見つかるなど、新しい発見があるかもしれません。

 

Q. セルフプレジャーの頻度が高いと何か問題がありますか?

A. 間違ったやりかたでなければ、頻度の高い低いはなんの問題もありません。

昔は「セルフプレジャーをすると馬鹿になる」などと言われましたが、 これは親がそういって子どもをセルフプレジャーから遠ざけようとしただけで、医学的にはなんの根拠もない言説です。頻度よりも、清潔を保つ、デリケートゾーンの肌を傷つけないようにする、といったケアのほうが大切です。

 

セルフプレジャーにまつわるお悩みについて

Q. 生理前にセルフプレジャーをすると下腹部が痛くなることがあるのですが、原因はなんなのでしょうか?

A. 血行の問題から痛みを引き起こすのかもしれません。月経前というのは骨盤のあたりに血液が充満して月経の準備をしているので血流が滞りやすい状態です。

 

また、性の反応は充血をベースとしていて、オーガズムを感じる際には局所への充血とともに、一定間隔での筋肉の収縮が起きます。セルフプレジャーを行わなくても生理前になるとお腹が痛くなるという人もいますし、血が滞りやすい時期にセルフプレジャーでさらに充血が起きると、負荷が大きくなり、血行の問題から痛みを引き起こすのかもしれません。

 

Q. カップルでアイテムを使いたいのですが、どんな風に取り入れたらよいですか?

A. お互いの快感スポットを探して、刺激し合ってみてはいかがでしょうか? 可愛らしいデザインのものならパートナーにも提案しやすいと思いますよ。マンネリを防ぐためにセックスを楽しむ際の選択肢としてそういったアイテムを取り入れることは、とてもよいことだと思います。

 

オススメのアイテムはこちらから

 

セルフプレジャーをする前に【シオリーヌさんの解説】

気になるセルフプレジャーについて、村松先生にお聞きしました。いよいよ「セルフプレジャーをしてみよう」と思った矢先、どんな点にきをつけたらいいのか気になる方も少なくないのでは…?

 

「セルフプレジャーが体にもたらす変化、気をつけたいポイント、おすすめの女性向けコンテンツなど、安心して楽しめる情報がほしい!」そんな声におこたえして、セルフプレジャーをする前に大切なことについて、性教育YouTuberのシオリーヌさんに聞いてみました! シオリーヌさん、よろしくお願いします!

 

 

性欲は人それぞれ。するかしないか、気持ちに従って決めていい

 

みなさん、こんにちは! 助産師として病院勤務を経て、現在は正しい性知識を伝えるためにSNSやYouTubeで、日々情報を発信しています。よくSNSなどで、女性から「セルフプレジャーをしている私は、おかしいのでしょうか?」という悩みが寄せられますが、答えはNOです。

 

したいと思うこともしたくないと思うことも、決しておかしなことではありません。性欲の程度は人それぞれ。世の中には、女性の性欲をタブー視する風潮や、「男性は性欲が強く、女性は弱い」という考えが少なからず残っています。社会のなかに「セルフプレジャーをする=エロい女」という誤ったイメージがまだあるがゆえに、多くの女性が自分の性欲を「恥ずかしいもの」として否定してしまいがち。

 

でも、忘れないでください、誰に何を言われようと「自分の体は自分のもの」。周りの意見や声などには惑わされず、自分の体の声に耳をすませてみてくださいね。皆さんには、自身の欲求に応えて気持ちよさを追求する権利があるのですから。

 

 

セルフプレジャーはこんなひとにおすすめ!

 

セルフプレジャーには、さまざまなメリットがあります。よくいわれるリラクゼーション効果もそのひとつ。なかなか眠れない夜や、ストレスが溜まっているときに行う人もいます。

 

 

「自分の体を知りたい」

そんななかでも私が考えるセルフプレジャーの何よりいいところは、「自分の体を知ることができること」です。「パートナーとのセックスに不満があるけど、相手に具体的にどう変えてほしいのかわからない」という女性の声を多く聞きます。セルフプレジャーを通じて自分が気持ちいいと感じる部位や行為がわかれば、パートナーに対して「こういうふうにしてくれたら嬉しい」というコミュニケーションを取ることができますよね。

 

 

「オーガズムの感覚がわからないから知りたい」

また、「オーガズムの感覚がわからないから知りたい」と思っている人にも、自分のペースで体を探求できるセルフプレジャーはおすすめです。自分の気持ちいいと感じる方法がわかれば、あと少し。快感の感じ方を確かめながら自分を高めていけば、オーガズムを体験することもきっとできます。

セルフプレジャーで自分の体と向き合い、心地よさを探すことは、セックスの満足度や、自身の幸福度を高めるきっかけになりえるのです。

 

 

セルフプレジャーをするときのポイント3つ

では、セルフプレジャーの具体的な楽しみ方についてお話したいと思います。

 

先にお伝えしておきたいのが、セルフプレジャーに正しい方法や適当な回数はないということ。「回数が多いと体に害があるのではないか」「自分のやり方は変なのではないか」など不安を感じている人もいますが、基本的には自分の体がどうしたいかという「求め」に応じて、回数も方法も決めてOKです。セルフプレジャーを楽しむときに気をつけてほしいことは、以下の3つです。

 

① 性器を清潔に保つこと

 

性器はとても繊細。セルフプレジャーの際は手を清潔に保つようにしてください。グッズを使用する場合は、使用前後で洗浄を忘れずに。最近では、丸洗いできるグッズもあるので、購入する際は、使用方法だけでなく、取り扱いについてもチェックしてみるといいですね。

 

また、生理中は膣内がいつもよりデリケートで、炎症や感染症を起こすリスクが高まっています。積極的におすすめはしませんが、もしどうしても行う場合はクリトリスなど膣外への刺激に留めるのが吉。挿入型のグッズを使用する場合は、コンドームをつけて楽しむようにしてください。

 

②強い刺激を与えすぎない

 

自分の体を傷つけない範囲であれば、好きな方法・程度で楽しんでくださいね。ただ、セルフプレジャーで強い刺激を与えすぎると、セックスの際にオーガズムを感じにくくなり、満足感を得られなくなるケースがあります。

 

セックスに必ずオーガズムが必要というわけではありませんが、セルフプレジャーをとおして自分の満足度が高まるやり方を模索していくのもよいかと思います。

 

 

③プライバシーは確保すること

 

セルフプレジャーは、とても個人的な行為。プライバシーが確保された空間で行ってください。他人に見られてしまったことで心に傷を負うこともあります。自分の心の健康のために、気をつけてほしいポイントです。

 

 

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