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iroha STORE 大丸梅田店オープン記念「出産でどう変わる?カップルのコミュニケーション ‐産後性生活に関する意識調査‐」イベントレポート

 

こんにちは。毎日のアウター選びと着ぶくれ対策に悩まされている広報宣伝部、いぬいぬです∪・ω・∪ ついに冬本番。寒さに凍える毎日の中で、irohaからチョーベリベリ最高にホットなご報告があります!

 

11月22日(金)、大阪大丸梅田店「michikake」に、iroha初の常設店である「iroha STORE 大丸梅田店」がオープンいたしました!(パチパチ)

iroha STORE 大丸梅田店では、iroha製品フルラインナップのほか、セルフケアに関するセレクトアイテムをご用意。さらに、レンタル可能なブックコーナー「irohaライブラリー」を設置し、さまざまな視点から自身の心と体と向き合っていただける空間となっております。

 

連日、多くのお客様がご来店くださり、スタッフ一同、とても嬉しい限りです!

iroha STORE大丸梅田店店内レポートはこちら>

 

そして今回、念願の百貨店での常設店オープンということで、12月13日(金)・14日(土)に、大丸梅田店michikakeゾーンにて、iroha常設店オープン記念のパネル展示とトークイベントを実施いたしました!

 

本記事では、その様子をたっぷりとご紹介したいと思います!

イベント概要はこちら>

 

「出産でどう変わる?カップルのコミュニケーション」 パネル展から考えてみた

イベントに先駆け12月11日(火)~17日(火)まで、大丸梅田店5階イベントスペースにて、「出産でどう変わる?カップルのコミュニケーション ‐産後性生活に関する意識調査‐」のパネル展示を行いました。

こちらの展示内容は、毎月メディア向けに発行している「月刊TENGA」というニュースレターから作成。「産前産後の性生活」について、男女計600名にアンケート調査を実施&婦人科医の高橋怜奈先生にお話を伺った号より抜粋しています。

月刊TENGA詳しくはこちら>

 

産前産後における男女の性欲の変化や、産後のセックス・セルフプレジャーの開始時期、また、夫婦間でのコミュニケーションに関するものなど、今まであまり知られてこなかった夫婦間の性生活に関する調査データをご紹介しました。

 

店頭でのお悩みを受けて。パートナーとのより良いコミュニケーションのために

今回、このテーマでパネル展・イベントを実施しようと思ったのは、過去3回大丸梅田店で実施したポップアップストアにてお客様から、「妊娠・出産」に関するお悩みを多くいただいたことがきっかけでした。妊娠・出産は女性の身体に大きな変化をもたらします。

 

その中でパートナーとのふれあいについても、お互いの変化に合わせて、適切なコミュニケーションをとっていく必要があると考えています。

 

月刊TENGAで行った調査では実際に、産後女性の約7割が性欲の減少を実感していたり、セックスの頻度も減少していたりと、様々な変化が明らかとなりました。

 

今回のイベントをきっかけに、悩みを抱えている方や、パートナーとのより良いコミュニケーションについて知りたい方に、少しでもお役に立てる情報をお届けしたいという想いから実施することなりました。

 

助産師と読み解く「出産でどう変わる?カップルのコミュニケーション ‐産後性生活に関する意識調査‐」トークイベント

パネル展開催期間中の12月13日(金)・14日(土)には、同テーマでトークイベントも実施しました。

当日は、iroha広報の西野・本井がそれぞれ司会を担当し、ゲストには、助産師であり株式会社TENGAヘルスケアの社員としても活躍する古川直子さんをお招きしました。

 

イベント開催時には初の「iroha公式Twitterライブ配信」も実施。なんと1,000人を超える方にご視聴いただくことができました!

 

正直、初めてのことで不安がありましたが、多くの方が興味を持ってくださったと知り、スタッフ一同とても嬉しい思いでいっぱいでした…!(涙)

 

妊娠すると、心と体はどう変わる?

1つ目のテーマは、「妊娠すると、心と体はどう変わる?」というもの。

一般的に妊娠をすると、お腹が大きくなったり、胎動を感じたりするようになるという話はよく聞きますが、それ以外にも何か変化があるのでしょうか?

 

古川:他にも個人差はありますが、乳首の色が黒くなりやすかったり、乳輪が大きくなったりします。そして月齢が進んでいくとお腹周りの毛や陰毛なども濃くなっていきます。これは、生まれたての赤ちゃんは明暗くらいしか認識できないので、「乳首の色が濃い方が赤ちゃんが見えやすいため」と言われています。

 

妊娠後の女性の身体の変化は、こういった理由からによるものがあるそう。

身体の変化について心配されている方も多いと思いますが、理由を知ることで、少し安心することができるのではないでしょうか。また、身体の変化以外に心理的な変化についても聞いてみました。

 

古川:心理的な変化もとても大きく、体が母になる準備をしているので、パートナーの方に胸を触られるのが嫌だという方もいらっしゃいますね。今まで、赤ちゃんを育てるホルモンが作用していたものが、出産したことで、今度はおっぱいを作り出したり、赤ちゃんを可愛がるホルモンに移行します。ですので、産後のホルモン変化は大きなものです。

 

妊娠中の性交渉・セルフプレジャー

妊娠後の変化におけるホルモンの影響はとても大きいようです。さらに古川さんに、「妊娠中の性交渉・セルフプレジャー」についても伺いました。

 

古川:妊娠中の性交は基本的には問題はありませんが、やはり様々な注意が必要ですので、必ず出産施設の担当医や助産師への確認が必要です。海外では負担のかからない体位ならOKと紹介している本もありますね。子宮が大きくなるにつれて体位の工夫も大事ですし、仰向けは気持ち悪くなる可能性が高いです。切迫早産や高血圧など何かしらの既往がある方は、セックスを控える必要もあるかと思います。

36週前はまだ、赤ちゃんもお母さんも出産の準備ができていないので、性行為中に出血やお腹が張ることがあれば、ただちにやめて受診する必要があります。またこの場合も、感染予防や子宮頚管熟化の観点でもコンドームの着用は必須です。

古川:セルフプレジャーに関しても、セックスと同じく胎児やお母さんの状況によるので、病院にご相談の上行ってみてください。アイテムを使うのも、アイテム自体が清潔であれば問題ないようです。

 

産前産後の性欲・セックス頻度共に減少傾向に

ここからは実際に、「産後の性生活に関する調査結果」を元に、身体や心の様々な変化やコミュニケーション術に関してご紹介していきます。

 

まずは、産前産後の性欲の変化について。

女性は約7割の方が減少を実感という結果になりました。若干多い印象を受けましたが、古川さんはどのように考えたのでしょうか。

 

古川:出産は命がけの一大イベントなので、産後は産前のような状態にはすぐには戻りません。例えば会陰切開を行ったり、痔になってしまったり、帝王切開などで傷がある方もいらっしゃいますので、まだ痛みが残る方もいらっしゃいます。あとは、産後5~7日間くらいの入院生活が終わり退院すると、今度は約1~3時間おきの授乳やおむつ替えなどの睡眠不足の大変な日々が待っています。単純に赤ちゃんがそばで寝ている所ではできない……という意見も聞いたりしますし、その中で性生活の時間は必然的に減るという事はあるかもしれません。

 

なるほど……。産後は本当に大変な時期。こういった変化を考えると、セックス頻度の減少も納得できます。

 

産後のセックス・セルフプレジャーの開始時期と性交痛

次のデータは「産後にいつ性交やセルフプレジャーを再開したか」について。両方とも「半年から1年未満」という方が一番多いようです。

実際に産後の傷が癒えたり子宮が出産前の状態に戻ったりするのは、平均的に1ヶ月くらいと言われているそうですが、育児の大変さなども開始時期にはかかわってくるのかもしれません。

 

また、会陰切開の経験があると、身体の状態は戻っていても気持ち的に不安が残ってしまい、なかなか性的なコミュニケーションにポジティブになれないという声も多くあるそう。さらにそういった中で、「性交痛が気になる」という理由もよく耳にします。

 

古川:性交痛は女性にとっては大きな問題で、様々な原因があります。ひとえに濡れにくくなることだけではなく、痛みからの「不安」などの心的な要因もありますし、準備ができていないところで、パートナーが挿入を行えば痛みが増す方もいらっしゃると思います。

 

産婦人科医の高橋玲奈先生によると、産後は女性ホルモンであるエストロゲンが激減するため、性欲が減退しやすくなるとのこと。エストロゲンが減少すると女性も濡れにくくなるので、性交痛などの問題に発展するのかもしれません。

 

性交痛にはうるおい対策も

高橋先生もおっしゃっていましたが、性交痛がある際は潤滑ゼリーやジェルなどでうるおいを補ってあげるのがオススメです。

 

しかし、まだまだ使用されることにためらいを感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。潤滑剤はどれも同じだと思っていらっしゃる方が多いかもしれませんが、セクシャルなプレイ用のローションと、うるおいを足すための潤滑ゼリーは違うカテゴリ。プレイ用のものはあくまで「体に塗って使う」ものであり、使用方法も目的も違うものなのです。

 

セックスはコミュニケーションの一つ。まずはお互いにセックスに対する気持ちの確認作業とコミュニケーションをとった上で、「痛みが心配、不安」ということであれば、こういったツールを取り入れてみるのも手かもしれません。

 

パートナーとのコミュニケーション~性行為を伴わないスキンシップが親密度のカギ?~

トークイベント最後のテーマは、「パートナーとのコミュニケーション」について。

 

「夫婦間で性生活について会話することはありますか」と聞いたところ、「話している」と答えた方は4割程度でした。話す内容としては、やはり第二子のこと、「妊娠について」が多く、次いで「性交の回数について」でした。なかなか夫婦同士であっても、オープンに話すというのは難しいのかもしれません。

 

調査の中で「夫婦で話してよかったエピソード」を聞いてみたところ、「産後で感じ方が変わりセックスを避けていたが、相手に素直に感じ方が変わったことを伝えたら楽になった」という方や、「妊活について話し合うことでセックスの回数が増え、さらにグッズなどを取り入れることでいつもよりも盛り上がることが増えた」という方もいらっしゃいました。

 

夫婦間だからこそ、話しづらいこともあると思いますが、思い切って相手に伝えることでさらに愛情を深めることができたという方も多いようです。

 

また、性行為を伴わないスキンシップに関しては、6割の方が実施しているそう。

「バタバタな毎日の中でもスキンシップをとることで信頼関係が出来ている」・「いってらっしゃいのキスを慣例行事にしたことで、スキンシップ不足を補えている」など、必ずしも性行為をすることだけがパートナーとのスキンシップというわけではないことが分かります。

 

身体や心、環境の変化から、セックスへのハードルが上がってしまうという方も多いと思いますが、まずは日常の会話や簡単なスキンシップを図ることで、相手との距離をつかんでいくことがコミュニケーションのカギなのかもしれません。

 

身体の変化を知ることで不安感も変わるかも?

ここまで妊娠、出産に伴う女性の体の変化についてご紹介してきました。やはりこういった知識があらかじめあるか、ないかで不安感は変わるのではないでしょうか。

 

既に出産を経験した女性に話を聞くと、「自分の身体がこんなにも変わるのかとショックだった」という声も多く、 変化を事前に知っておくことで心構えできることもあるのかもしれないなと感じました。

 

今回ご紹介した内容はぜひ、パートナー間でも共有して欲しい内容です。

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