女性の心の隙間を埋める?“レズ風俗”の世界
皆様こんにちは! 広報宣伝部のマオリです。
日差しが暖かくなってきて、ようやく春到来!って感じですね。春というのは不思議な季節で、桜の花びらがヒラヒラ落ちていく景色を見ると、ついつい何か新しいことに興味を持ってしまいます。
私の中で「新しいこと」と言いますと、先日はじめて、とあるイベントをキッカケに「レズ風俗」というものを知りました。そのイベントというのは、「レズっ娘クラブ」というレズ風俗を経営されている御坊さんの著書『すべての女性にはレズ風俗が必要なのかもしれない』の出版記念イベントです。
イベントでは、執筆者の御坊さんのほか、ゲストとしてタレント・文筆家の牧村朝子さんと私も登壇させていただいたのですが、トークが進むにつれ、“レズ”や“風俗”といった言葉の響きからは想像できない楽しさ、安らぎがあることを知ったのです。
レズ風俗は、「女性が安心して自分を解放できる場所」なのかもしれない。そんな想いから、今回はレズ風俗の世界について、ご紹介させていただきます。
レズ風俗とは?
「レズ風俗」と言うと、聞き慣れない単語にポカンとされる方がいらっしゃいますが、読んで字のごとく、女性が女性に対して、デートや性的サービスを行うお店です。
レズビアンやバイセクシャルの方だけが利用すると思っていたのですが、ご主人とのセックスレスに悩んで利用する方や、自分の性的思考を探るために利用する方も多いそう。
最近では、『さびしすぎてレズ風俗にいきましたレポ』という漫画により、瞬く間に「レズ風俗」というものが世間に知れ渡りました。
この作品は、性経験のない28歳の女性が、うつや摂食障害に悩みながら、何かを求めてレズ風俗に足を踏み入れたコミックエッセイです。pixiv閲覧数480万突破した人気漫画で、「このマンガがすごい!2017オンナ編」の第3位に輝いた大ヒット作品。
「風俗」と聞くと、性行為を求めて行くようなイメージですが、その漫画からは「抱きしめられたい」「性体験をしてみたい」という切実な女性の悩みから行きついた場所ということが伝わってきて、レズ風俗のイメージが大きく変わるキッカケになった作品です。
そんな『寂しすぎてレズ風俗にいきましたレポ』の題材となったお店が、『すべての女性にはレズ風俗が必要かもしれない。』の著者、御坊さんが運営している大阪のレズビアン風俗店「レズっ娘クラブ」の姉妹店「ティアラ」なのです。
実際どうやって利用するの?というところも気になると思うので、今回は本店の方「レズっ娘クラブ」さんについて、簡単にご紹介させていただきます。
「レズっ娘クラブ」とは?
レズっ娘クラブは、2007年5月3日に大阪にオープンした風俗業界で日本全国でも数少ないレズ風俗店。
利用者は、レズビアンやバイセクシャルの方に限らず、女性同士のデートやホテルでのプレイに興味のある18歳以上の女性のお客様は、どなたでもご利用いただけるようです。
システムご紹介
大きくわけて3種類のコースがあるようです。
【デートコース】と【ビアンコース】と【お泊りコース】
デートコース
名前の通り、外でキャストさんとデートができるコース。
お気に入りのキャストさんとカラオケに行ったり、グルメスポットに行ったり、美術館やテーマパークに行ったり、友達感覚や恋人感覚で女性同士、デートをお楽しみいただくコースです。いきなりホテルで待ち合わせ!となると大体の方は緊張してしまうと思うので、はじめてレズ風俗を利用される方は、デートコースとビアンコースを併用することが多いとか。もちろんデートだけの利用もOKみたいです。
ビアンコース
ビアンコースは、レズプレイができるコース。
他にも、女性専用性感マッサージも体感できるみたいです。女性とのセックスはまだ興味がないという方でも、お気に入りのキャストと一緒にお風呂に入って布団の中でゴロゴロするだけでも癒されるかもしれません。
お泊りコース
キャストと長い時間一緒にいたい方のための12時間貸切コース。
一緒に寝たり、一緒に旅行に出かけたり。お気に入りキャストさんと長時間デートができるなんてとんでもなく幸せなひと時になることでしょう。12時間10万円ほどの費用がかかる高額なコースなので、ボーナスのタイミングの時など自分へのご褒美に利用される方が多いのではないのでしょうか。
どうやって利用するの?
まずは、サイトをよくご覧頂き、お気に入りのキャストを探します。公開されている首から下の私服写真で雰囲気を感じ取ったり、ブログや、ご利用者様のレビューを見つつ、妄想に妄想を重ねてチョイスするようです。
キャストスケジュールを確認後に早速ご予約! 当日は、待ち合わせ場所での自身の服装、又は、ホテルのお部屋番号をご利用当日2~3時間前までに連絡し、待ち合わせ場所に向かいます。送りは、ビアンコースは待ち合わせ場所までお見送りしてくださるみたいです。
すべての女性にはレズ風俗が必要・・・?
男性向け風俗の場合、「とにかく性欲を満たしたい!」という思いから、足を運ばれる方が多い気がしますが、レズ風俗の場合は、単純に性欲を満たしたいというより、もっと多様なニーズがあるように感じます。
そこに足を踏み得れる人は、自分の性的思考を探りたい人、とにかく誰かに抱きしめられたい人、男性とのSEXでオーガズムを感じられないから女性とのSEXでオーガズムを感じてみたい人。パートナーとセックスレスになってしまった人と様々。
「すべての人がレズ風俗が必要である!」とまでは断言しませんが、だれでも必要となる時がくるかもしれません。
何か悩んだり、感じたりしたときのひとつの糸口として、「レズ風俗」というものを女性の頭の片隅に入れても良いのではないでしょうか。
以上マオリでした。