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目指したのは心地よい挿入体験。しなるバイブレーター「iroha FIT」が生まれたわけ

 

2013年3月に発売したiroha ゆきだるま/はなみどり/ひなざくらに続き、2014年8月に発売した、ロングフォルムのセルフプレジャー・アイテム『iroha FIT』。

 

iroha独自のふんわりソフトな肌ざわりと、しなやかな使い心地。からだと一つになるような、さらに一歩先の気持ちよさをお届けするアイテムです。発売から7年が経過した今もなお高い人気を誇っており、現在では、日本と海外を合わせ累計出荷数15万2587個(※)を突破しました。

 

今回は、当時の開発担当者の渡辺に、開発秘話やおすすめポイントを聞いてみました!

(※)2013年3月~2021年9月の累計出荷数

動画でirohaを紹介した記事はこちら>>

 

iroha FIT誕生の背景

 

——irohaブランド第一弾『iroha』に続いて発売された『iroha FIT』は、どのような経緯で開発されたのでしょうか?

海外の女性向け市場では挿入型の商品が市場の大半を占めていたこともあり、セルフプレジャー初心者向けに開発された第一弾『iroha』から、さらに一歩踏み込んだ「挿入型コンセプト」の商品を提供することで、国内に限らずより多くのユーザーに楽しんでいただきたいという想いが発端となり開発されました。

 

さらに国内では社内外のターゲット女性から「挿入型のグッズに興味はあるけれど、グロテスクな形や硬くて大きなサイズのものは痛そう」といった声や、「もし誰かに見つかったら恥ずかしい、使うのに罪悪感がある」といった声がありましたので、それらを解決する商品を作ろうということになりました。

 

 

——ブルーとイエローのやさしい色合いも特徴的ですよね。『みかづき』『みなもづき』のコンセプトやカラーリングはどのように決まったのでしょうか?

骨組みとなる商品コンセプトは、(興味はあるけれど)グッズ挿入に慣れていない&苦手な方へ向けた「からだとグッズが一つになるような、心地よい挿入体験」でした。

挿入することで「燃え上がるような激しい快感」を求めている方ではなく、あまり異物感を感じずに自分の体の奥をじっくり探求したい、そんな方へ向けています。それらを追求した結果、まずはグッズ挿入時に感じがちな異物感を緩和し、はじまりから終わりまでできるだけ自然な使い心地をキープできるよう、先細り形状にしました。

 

さらに、「グッズがからだに馴染む感覚」を感じていただけるよう、商品内部の構造を二分割し、本体が少し弓形に”しなる”ように設計しました。こうすることで、ストレート形状のグッズを使っている時よりも、優しい挿入感を実現できました。
これらの機能を突き詰めた結果、まるで三日月のような形の『みかづき』ができ、さらに好みに合わせて気持ちよさを選べるよう2種類展開にすることで、三日月型に凹凸のボリューム感を持たせた『みなもづき』が生まれたんです。

 

その後はそれらの名前に合わせたカラーリングを検討しました。バイブレーターで選ばれがちなピンクや紫といった人気カラーを選ばず、黄色や水色にすることで、初見ではアダルトグッズだとわかりにくい演出をしました。

 

このように、iroha FITシリーズは形状検討→仕様追求→形に基づいたネーミング→カラーリングの順番で徐々に出来上がっていきました。

 

挿入しやすい形状を追求してつくられたiroha FIT

 

——irohaは開発途中に社員による使用試験を行っていると思うのですが、当時どのような感想が上がってきて、その感想が開発に活かされたようなエピソードはありますか?

意外にも「男性器に近い形だと痛みを感じやすい」ということでした。
セックスとセルフプレジャーでは体のほぐれ方や気持ちのリラックス度に違いがあるため、Gスポット開発を目指すような複雑な形や、男性器を模したものだと「セックスの時とは違って異物感や違和感を強く感じやすく、あまり気持ちよくなれない」という意見が多くあがりました。

 

もちろん狙うターゲット層によってその感じ方は違ってくると思いますが、挿入型に興味がある初心者層の女性にとっては、そのようなものはハードルが高いということがわかりました。
そこから先細り形状にしようという発想に至り、商品づくりに活かされました。

 

——『iroha FIT』は、従来のバイブレーターにはなかった「挿入しやすい形状」を追求してつくられたそうですが、開発にあたって大変だったことやこだわりポイントがあれば教えてください。

FITは本体を弓形にしならせるために、内部の構造が二分割になっている特殊な設計なのですが、使用時に壊れない強度の追求や、内部に積んでいるモーターの防音や放熱を適切に行うための工夫など、かなりの試作検証を経て今の構造に落ち着いています。

繰り返し試作品を作り、レポート提出しまたテストして…の繰り返しでした。1日に10種類ほどテストした日もあり、まさにFIT漬けの日々でしたね。

 

長さについては、当時の開発スタッフにより「仰向けで使いやすい長さや重さ」をメインに検証し決めました。持ち手部分から先端までの長さが長すぎるとピストン中に腕が疲れてしまうため、長時間使っても疲れない長さにしています。

 

また、慣れていない方でも「使いこなせそう、怖くなさそう(痛くなさそう)」と感じてもらえるよう、見た目のコンパクトさも意識して作られました。

 

 

——収納ケースにもなる充電器にも、こだわりが感じられますよね。

挿入ものは「バイブは言い訳が効かず、見つかった時にきっと恥ずかしい思いをする」「使用後に罪悪感を覚える」という思いを抱く方が多く、「外部刺激用のグッズよりも見つかりたくない、隠したい」という声が強くあがりました。そのため充電もできる合理的な収納ケースを用意して、蓋もクリアではなく黒く着色することにしたんです。

 

さらに、ケースのマット質感の調整や、蓋を開閉するときのバネのバランス調整、重量の調整(軽すぎると転倒してしまうが、重すぎても持ち運べずだめ)の調整などかなり細かく検証し作られました。

 

開発担当者のおすすめポイント

 

——『iroha FIT』の好きなところを教えてください!

好きなところは、既存のバイブレーターにはない形と色ですね。恥ずかしさや異物感は忘れて、自分のからだと向き合う時間を楽しく、大切に育んでほしいと言う気持ちが思いきり詰まったプロダクトです。

 

また発売当時は、ブランドサイト内のFITの商品ページを開くと「FITを使う時の、ゆったりとした心地よい空間演出」をイメージしたオリジナルBGM(ジャズ)が流れる仕様にしていたんです。今はサイトリニューアルによりBGMは流れない仕様になりました(※)が、そんなふうに、真面目さと遊び心が詰まったFITの世界観が大好きでした。

※現在は再生ボタンを押すことで音楽が流れる仕様になっています。

 

——おすすめの使い方はありますか?

おすすめの使い方は、「iroha MOIST GEL」(イロハ モイスト ジェル)と一緒に使うことです。

 

個人的には「みなもづき」の方が好きなのですが、ジェルと一緒に使うことでよりスムーズに挿入できますし、ゆずとイランイランの香りも楽しみながら使うことができます。

 

また、本体を好みの方向に半回転させながらゆっくりピストンすると、挿入感を多面的に感じることができて面白いです。
挿入だけでは物足りないと思ったら、お好みのローターを当てながらFITを使うとより気持ちよく楽しめると思います。ぜひ自分なりの気持ちよさを見つけてくださいね。

 

 

——お客様から、「みかづきとみなもづき、どちらを選べばいいのかわからない」というご意見をいただくことがあります。それぞれの違いや、選び方のヒントを教えてください。

「みかづき」はまだグッズ挿入に慣れていないビギナーの方へ。

「みなもづき」はグッズ挿入に少し慣れていて(初めてでも、このくらいのサイズなら大丈夫だという自信がある方)、「みかづき」よりしっかりとした挿入感を感じたい方へおすすめです。

 

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これまであまり語られることのなかったiroha FITの開発秘話を深堀りしました。

 

コンセプト・デザイン・素材すべてにこだわり尽くしたiroha FITの魅力、伝わりましたか? iroha FITならではのやさしい感触と心地よい挿入体験を、ぜひたくさんの方にお試しいただきたいです♪

 

iroha FITの魅力を動画とともにお届けする記事はこちら!

 

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