みんなはどれくらい? 全国膣圧調査結果を紹介
みなさんは自分の膣圧を気にしたことがありますか?
膣圧は「骨盤底筋の筋力」と言い換えることができ、これは女性の健康にとって重要な項目です。
irohaヘルスケアでは、ケーゲルチェッカーを用い、全国462人分の膣圧(骨盤底筋力)を調査しました。今回はそのデータを紹介していきます。
注)「ちつ」の解剖学的に正しい表記は「腟」ですが、この記事では一般的な表記である「膣」を使用します。
調査結果の概要
これらの詳しい結果は、以降の調査結果で紹介します。
全国膣圧調査について
irohaヘルスケアのケーゲルチェッカーを使い、全国の合計462人の女性に、膣圧(=骨盤底筋の筋力)を測定しました。
【対象者】 【測定項目】 弱い測定(チェックゲージレベル1)と強い測定(チェックゲージレベル2)それぞれで 【調査期間】 2024年7月25日~2024年8月31日 【聴取項目】 以下の項目を聴取した セルフプレジャー/セックスの頻度、出産経験、失禁の経験、その他骨盤底に関するお悩み
ケーゲルチェッカーでは、チェックゲージのレベル1を閉じきれたら(数値としては9)骨盤底筋の筋力は十分としています。
これは、臨床現場で筋力のチェックに用いられる「オックスフォードスケール」の基準と、レベル1の反発力が同等になるように調整しているからです。
調査結果
測定結果を以下に紹介します。
筋力が基準値以上の人の割合
前述の通りケーゲルチェッカーでは、チェックゲージレベル1が9以上を「筋力十分」の基準としています。以下に、各年代の筋力が基準値以上だった割合を示します。
全年代で見て、半分弱の人は骨盤底筋の筋力が基準値未満であることがわかります。
20代では筋力が基準値以上の人が6割を越えますが、30代以上では差はあまり見られませんでした。
どの年代でも、「多くの人が骨盤底筋を鍛えるべき」と言えるでしょう。
年代別の平均値
次に、測定結果の平均値を見ていきます。
※全年代はウェイトバック集計後の結果
20代でレベル1の測定結果が、若干高い数値となっていますが、それ以外に年代別で大きな差は見られませんでした。
また、筋力が基準値以上の人(レベル1の収縮値が9)と基準値未満の人の、レベル2の収縮値(筋力)は以下の通りでした。
当然、基準値以上の人で数値(筋力)は高くなっています。
筋力が基準値以上だった人は、上記の「筋力が基準値以上の人」の数値と自身の数値を比較してみましょう。
セルフプレジャー頻度と筋力の関係
最後に、普段のセルフプレジャー頻度別の測定結果を示します。まず、今回の対象者の年代別のセルフプレジャー頻度は以下になります。
上記の頻度別に各年代の測定結果(平均値)を示します。
多くの年代で、セルフプレジャー頻度が高い程、骨盤底筋の筋力が高い傾向でした。特に、レベル2の収縮値(筋力)ではその傾向が顕著にみられます。
また、セルフプレジャーの頻度別に、筋力が基準値(レベル1が9)を超えていた割合は、以下の通りでした。
こちらでも、セルフプレジャーの実施頻度が高い群の方が、基準値を超える人の割合が高くなることが伺えます。
30代以上では、「月1回以上 週1回未満」と「週1回以上」の群では差が少ないので、骨盤底筋の筋力に不安がある人は、月1回以上セルフプレジャーができると良いでしょう。
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年代問わず骨盤底筋トレーニングを始めよう
半分弱の人で筋力が基準値未満だったなど、多くの人で骨盤底筋の強化が求められることがわかりました。
骨盤底筋の強化には、骨盤底筋トレーニングが有効です。
骨盤底筋が健やかだと、日常生活でさまざまなメリットが得られます。年齢を問わず、気になる方はぜひトライしてみましょう!