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“食べ物でニオイが?黒ずみの原因は?” 専門医が答える、デリケートゾーン都市伝説のウソ・ホント

「かゆい」「しみる」「ニオイが気になる」など、実は多くの女性が悩んでいるデリケートゾーンの不快感。でも、なかなかまわりの人には相談しにくいし、病院で相談していいのかわからないという声をよく聞きます。ウソかホントかわからない、「それって都市伝説じゃない?」と思うような話を聞くことも。

 

そこで、女性医療クリニックの理事長として数多くの女性の診療経験があり、デリケートゾーンの専門医でもある関口先生に、世間でまことしやかにささやかれる「デリケートゾーンの都市伝説」について伺ってきました。

1989年山形大学医学部卒業。女性医療クリニックLUNAグループ理事長、横浜市立大学客員教授、日本泌尿器科学会専門医・指導医、日本東洋医学会専門医・指導医、日本透析療法学会専門医、日本性機能学会専門医、日本泌尿機能学会専門医、医学博士、経営学修士。

2020年現在、理事長を務める女性医療クリニックLUNAグループにて、LUNA 横浜元町、LUNA ネクストステージ、LUNA 心斎橋を擁し、更年期以前の女性と更年期以降の女性に分けた健康管理の必要性を重視した、新しい女性医療を実践している。
www.luna-clinic.jp/

 

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関口先生に聞く、デリケートゾーンの都市伝説

SNSやネットで見かけた都市伝説について、関口先生に解説していただきました。間違った情報を信じてしまい、ますます症状が酷くなるケースもあるそうです。正しいケア方法で、不快感にさよならしましょう!

 

<デリケートゾーン都市伝説>
・脱毛やセックスのしすぎで黒くなるってホント?
・脂っぽいものを食べたり、タバコを吸ったりすると臭くなる?
・自然のままが一番で、何もつけずにお湯だけで洗うほうがいいの?
・中の汚れが原因だから、膣内までちゃんと洗ったほうがいいの?
・かゆい時はボディタオルでごしごし洗ったほうがいいの?

 

さっそく関口先生にお伺いします!

 

脱毛やセックスのしすぎで黒くなるってホント?

「『脱毛のしすぎ』がどの程度かにもよります。デリケートゾーンに限らず、人間の皮膚が黒ずむ原因は『炎症』で、炎症を放置して適切に治癒しないと、色素沈着を起こしてしまうんです。

 

だから、1ヶ月に1回レーザー脱毛をして、クールダウンや保湿などのケアも丁寧にして、5~6回くらいで脱毛が終わってしまえば、炎症になる可能性は低いんです。でも、皮膚が弱い人が、1ヶ月に何回もブラジリアンワックスでベリベリッと脱毛して、特に何もケアしなければ、炎症が起きやすくなって色素沈着に繋がる可能性が高いです。脱毛自体がよくないのではなく、肌が強いか弱いかは人それぞれなので、自分の肌にあった脱毛方法を選ぶこと、肌の状態に合わせたケアをすることが大切なんです。

 

デリケートゾーンに炎症が起きる理由の一つとして、『強すぎる刺激』があります。だから、『セックスのしすぎで黒くなる』というのもウソ。よっぽど体に負担のかかるような痛いセックスを繰り返しているなら話は別ですが、そうでなければ、黒ずむ原因は別にあることがほとんどです。

 

また、デリケートな場所だからって極端に刺激を与えないと、かえって敏感になって、赤くなりやすくなったり肌が弱くなったりしてしまうこともあるんです。強すぎる刺激はさけ、もし炎症が起きたら、お手入れ方法を優しいものにかえたり、必要に応じて薬を使ったりして、きちんとケアしましょう。かゆみや痛みなどの不快感を感じたら、炎症のサインだと思って放置せず、適切に治すことが大切です。」(関口先生)

 

脂っぽいものを食べたり、タバコを吸ったりすると臭くなる?

「これは一部ホントで一部ウソ。デリケートゾーンのニオイの原因は、外陰部の汚れが落としきれていないか、膣内に雑菌が繁殖してしまったことが原因です。特に若い方に多いのですが、デリケートゾーンのケアが全くされていなくて、汚れがびっしりという方もいます。入浴時に外陰部(特に小陰唇のまわり)の汚れを丁寧に落とすだけでも、ニオイが改善することは多いです。

 

膣内には通常、デーデルライン桿菌という乳酸菌がいて、膣内の環境を正常に保っています。ですから、膣内は洗わなくても大丈夫なんです。でも、体調不良や疲労など、様々な要因でデーデルライン桿菌のバランスが崩れると、他の雑菌が増えてニオイが発生してしまいます。一般雑菌の場合もあれば、カンジダ菌の場合もあります。

 

また、間違ったケアが原因のことも。膣内までじゃぶじゃぶ洗い流したり、デリケートゾーンをゴシゴシ洗いすぎたりすることで、デーデルライン桿菌が弱ってしまうことがあるんです。正しい洗い方で外側の汚れをキレイにしつつ、膣内環境を正常に保つことが大切です。

 

たとえばタバコについては、女性ホルモンの感受性が悪くなるので、デリケートゾーンだけでなく、肌全体に悪影響があることも。膣内環境もバランスが崩れて、ニオイが強くなってしまいます。

 

脂っぽいものを食べてお腹がゆるくなる人は、デリケートゾーンのニオイにも影響があるかもしれません。腸内の菌バランスと膣内の菌バランスは関連性があると言われていて、便秘と下痢を繰り返している人は、膣内環境も悪くなりやすいんです。腸にいい食べ物を食生活に取り入れて腸内バランスを保つことで、膣内環境が改善することがあります。」(関口先生)

 

自然のままが一番で、何もつけずにお湯だけで洗うほうがいいの?

「これはウソ。お湯などだけだと、汚れがキレイに落ちず、洗い残しでニオイやトラブルの原因になってしまいます。デリケートゾーン(特に小陰唇のまわり)は構造が入り組んでいて、汚れが溜まりやすく落ちにくいので、ボディソープなどの洗浄剤を使って、しっかり汚れを落としたほうがいいと思います。

 

洗い方としては、最低1日1回、洗浄剤を泡立てて、指を使って優しく洗いましょう。きちんとひだをめくって、溝や入り組んでいるところまで、細かく丁寧に洗ってください。ゴシゴシ洗いは禁物。摩擦が少なくて強弱がつけやすい指で洗うのがいいと思います。皮膚の感触を確かめながら、指をすべらせるようにして、細かいところまで柔らかく洗ってください。

 

使うのはデリケートゾーン専用ソープでなくてもOKです。ただ、かゆみやニオイが気になったり、ボディソープがしみたり、何かしらの違和感を感じている人は、デリケートゾーン専用ソープを使うべき。専用ソープはデリケートゾーンのpHを保つように作られていて、肌に負担をかけず、優しくしっかり汚れを落とせます。

 

また、洗いすぎも厳禁です。排尿ごとに洗う人がいますが、1日に何度も洗うとデリケートゾーンに必要な潤いも一緒に流れてしまいます。乾燥すると、肌のバリア機能が失われ、様々なトラブルに繋がります。1日に何度も洗顔すると、顔の皮膚が乾燥してバリバリになってしまいますよね。それと同じです。

 

デリケートゾーンを洗うのは、多くても入浴時と排便時の1日2回程度にして、どうしても汚れが気になる時は、洗ったあとに保湿したり、保湿成分の含まれた拭き取りシートを使ったりしてうるおい補給をしましょう。顔の皮膚と基本は同じで、デリケートゾーンの皮膚も保湿がとても大切なんです。」(関口先生)

 

中の汚れが原因だから、膣内までちゃんと洗ったほうがいいの?

「これもウソ。膣内まで洗ってしまうと、膣内環境を正常に保つデーデルライン桿菌のバランスが崩れて、ニオイなどのトラブルに繋がるので、膣内は洗ってはだめです。

 

膣内をじゃぶじゃぶ洗わなくても、中の汚れはオリモノで排出されるから安心して。オリモノは不快なものではなく、膣内環境を正常に保つために絶対に必要なものです。膣内は湿っているのが正常な状態なので、適切なオリモノのある人のほうが、性機能もいいし、膣内の状態もいいんです。ビデの水圧を強くして中まで洗う人がいるけど、やめたほうがいいですね。

 

外に出ている部分のオリモノ汚れは、もちろんキレイにしてOKです。外側の汚れは優しく取り去って、中は洗わず、自分の体の排出にまかせましょう。」(関口先生)

 

かゆい時はボディタオルでごしごし洗ったほうがいいの?

「ごしごし強くこすれば汚れがおちるというものではありません。強い刺激で炎症になって、色素沈着が起きてしまいます。

 

汚れをしっかり落としたい場合は、洗浄剤の泡が大切。泡には汚れを吸い取って包み込む働きがあるので、たくさんの泡で洗うほうが、汚れをしっかり落とせると言われています。また、洗浄剤をそのまま肌につけるよりも摩擦が少なくなり、肌への負担も少ないので、優しく洗うことができます。

 

もちろん、かゆみの原因を解決することも大切です。原因として、洗浄剤が肌に合ってないことがあるので、デリケートゾーン専用ソープに変えてみるといいでしょう。あと、意外と多いのが『パッドかぶれ』です。おりものシートや生理用ナプキンを、肌にあうものに変えることで改善されることもあります。一番いいのは、普段はおりものシートを使わないようにして、木綿のパンツで過ごすこと。木綿の素材が肌には一番いいんですよ。」(関口先生)

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ケアで大切なポイントは?年齢によって出てくるお悩みも

40歳を超えたらしっかりとケアを。デリケートゾーンも日々の保湿が大切!

「35歳くらいまでは、お手入れをしなくても、特に問題ない人も多いです。でも、40歳を超えると、GSM(閉経関連尿路生殖器症候群)の症状として、デリケートゾーンがかゆくなったり、痛くなったりすることがあり、日々のケアが大切になってきます。デリケートゾーン用ソープを使ったり、保湿をしっかりしたり。時には女性ホルモンを補充する治療をすることもあります。

 

また、子どもにはケアは必要ないと言われることもありますが、生理が始まったらデリケートゾーンも成熟して大人の形になった証拠。女性のからだにまつわる基礎知識として、デリケートゾーンのケアのしかたを伝授してあげるべきです。どの年齢であっても、優しく丁寧に洗うのが大切なのは同じです。」(関口先生)

 

しみたり痛かったりするのは炎症があるということ。不快感を放置しないで。

「ボディソープがしみたり痛かったりするのは、デリケートゾーンが炎症を起こしているということです。みんなデリケートゾーンが一番弱いって思ってるけど、皮膚で一番強いのは顔で、次が膣やデリケートゾーン、最後が全身の皮膚なんです。全身の皮膚で大丈夫なものは、顔に塗ってもデリケートゾーンに塗っても大丈夫。それなのにしみるのは、炎症があるからなんです。

 

また、デリケートゾーンにトラブルを抱えている人は鬱になりやすいという研究結果もあります。普通はボディソープはしみないし、生理中はかゆくない。不快感を当たり前と思って放置せず、肌の状態に合わせてケアをすることが大切です。

 

もし正しいケアでも不快な症状が改善しない場合は、思わぬ病気ということもあります。最近知られるようになってきたカンジタは、薬の治療が必要です。『外陰痛症候群(ヴルヴォディニア)』という比較的珍しい病気の可能性もあり、食事療法などの治療で改善することがあります。不快感をそのまま放置せず、まずは近くの婦人科を受診し、症状が改善しなければ専門クリニックを受診しましょう。」(関口先生)

 

お悩み解決!先生に聞いた正しいデリケートゾーンのケア方法

デリケートゾーンに不快感を感じても、「まわりの人に相談しづらい」「デリケートゾーンはむやみに触っちゃいけない」「正しいケア方法を教わる機会がほとんどないからどうしたらいいかわからない」など、何もせずそのままにしている人も多いよう。

 

正しい知識をもとにデリケートゾーンにあったケアをすることで、当たり前だと思っていた不快感とおさらばできるかもしれません。

 

正しい洗い方はこれ!とにかく優しく汚れを落とす

①肌にあったボディソープを選ぶ。
②ソープをしっかり泡立てる。
③指を使って、デリケートゾーン(特に小陰唇のまわり)を細かい部分まで優しく洗う。
④しっかり洗い流す。
⑤拭き取ったあとに乾燥を感じる場合は、デリケートゾーン用クリームなどで保湿する。

 

 

ここがポイント!肌に合わせたケアを

・すでにお悩みのある人はデリケートゾーン専用ソープの使用がおすすめ。
・ひだをめくって、細かいところの汚れも落とす。
・膣内は洗わない。
・ゴシゴシ洗いも厳禁。
・洗いすぎに注意。1日2回までがベスト。
・乾燥も大敵。乾燥を感じたら保湿を。
・お悩みが改善しない場合は病院に相談を。

 

正しいケアをしてみたい方はこちら>

 

泡で洗える!iroha INTIMATE WASH【FOAM TYPE】

関口先生、お悩みの原因からケア方法まで、いろいろとありがとうございました!不快感をそのままにせず、肌にあったケアをすることで、快適にすごすことができそうですね。

 

さて、先生のお話にもたびたび登場したデリケートゾーン専用ソープ。このたび「iroha INTIMATE CARE」から、ふんわりきめ細やかな泡で優しくしっかり汚れを落とせる、FOAM TYPE(フォームタイプ)が登場しました。

 

1プッシュでふわふわの泡が出てくるので、忙しい毎日でも手軽にケアをはじめられます。「デリケートゾーンの不快感をなんとかしたい」という方は、ぜひチェックしてみてくださいね!

 

ふんわりときめ細かな泡が、やさしくしっかりと汚れを包み込んで洗い上げます。パッチテスト済み※¹、10種の添加物不使用※²でデリケートな肌にも安心してご使用いただけます。
※¹全ての方に皮膚刺激が起こらないわけではございません。 
※²パラベン、シリコン、鉱物油、合成着色料、合成香料、酸化防止剤、紫外線吸収剤、動物由来成分、合成ポリマー、アルコールは使用しておりません。

 

潤いたっぷりの美容保湿成分配合※³で、しっとり、やわらかな洗い上がり。乾燥しがちなデリケートゾーンをケアします。
※³グリセリン、ヒアルロン酸Na、加水分解コラーゲン

 

『気になるくすみ※⁴もケアしたい。』そんな思いに応えて、4種のくすみケア成分※⁵を配合。植物由来のエキスでメラニンを含む古い角質をやさしく洗い流します。
※⁴メラニンを含む古い角質
※⁵オウゴンエキス、ユキノシタエキス、ブドウエキス、ヤマグワ根皮エキス

 

商品名:iroha INTIMATE WASH【FOAM TYPE】
発売予定日:2020年3月19日 ※3月11日よりiroha STORE 大丸梅田店にて先行発売
参考価格:1,500円(税別)
内容量:150ml

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