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iroha女性社員に聞いてみた! 私がご機嫌に過ごすための3つのルール
【第5回:iroha 営業担当 まい】

 

女性向けセクシャルウェルネスブランドである「iroha」。

 

開発から製造、販売、PRにいたるまで、多くの女性たちが関わって作っているブランドです。そんなirohaに勤めている中でよく聞かれるのが、「どうしてirohaで働こうと思ったの? 」という質問。

 

入社理由は実にさまざまですが、どの女性社員にも共通しているのが、「自分なりの信念を持ってirohaを広めるために働いている」ということ。
そして、一人ひとりがオリジナルの「自分なりのご機嫌でいる方法を持っている」ということでした。

 

そこでこの連載では、「irohaを支える中の人」としてさまざまな部署で働く女性社員たちに、「入社の理由」から「ご機嫌でいる秘訣」まで、気になることを聞いていきます。

 

普段の生活の中で小さな生きづらさを感じている方や、これからの働き方を考えていきたい方に、この連載が少しでも寄り添えるヒントになったら…とてもうれしいです! 

 

入社は「社会全体の“性”に対する空気感やまなざしを、まるごと変えられる仕事がしたい」という想いから

まい

iroha営業担当

1998年10月7日生まれ。

専攻は、精神保健福祉学。精神疾患について学ぶ中で、性犯罪・性産業の分野に興味を持ち「日本の性を取り巻く環境を変えたい」とTENGA社への入社を決意。広告代理店にて営業経験を積んだのち、2022年に入社。
irohaが当たり前に手に取れる社会をめざして、ドラッグストアやバラエティショップなどへ営業を担当。

趣味は知らない街を散歩すること。

 

入社の理由を教えてください。

TENGAがめざす世界と、私のめざす世界が同じ」だと感じたからです。
 
学生時代、友人からセックス・性病・妊娠など、性に関する相談を受けるなかで、命や人生に大きく影響することなのにあまりにも知らないことが多く、周りの大人に相談しにくい状態に違和感を覚えるようになりました。

調べていくうちに、性を取り巻く制度そのものがまだまだ不完全であることや、性に対する意識の遅れから正しい知識にアクセスしにくい状況になっていることを知り「性を取り巻く環境や、タブー視を根本から変えたい! 」と思うようになりました。
 
精神保健学を専攻していたので、医療・福祉・教育の現場や、性犯罪・性産業に関する研究をする道も考えましたが、「社会全体の“性”に対する空気感やまなざしを、まるごと変えられる仕事をしよう」と思い、「性を表通りに、誰もが楽しめるものに変えていく」というミッションを掲げるTENGA社への入社を決意。
広告会社で営業経験を積んだのち、TENGAに応募しました。

 
 

Q.入社が決まった時の周りの方の反応は? 

TENGAに入社したいことを周りに明言していて、SNS上にも「TENGAに入社したい」と書いていたので、入社が決まった時はたくさんの人にお祝いをしてもらいました! 
 
特にパートナーは「叶えたい夢があるって、すごいことだよ」と応募時の書類の添削や面接の練習相手など、本当に熱心に応援してくれていたので、採用通知が来たときは二人で部屋で泣きながら踊りました。
 
家族からは(もともと言っても聞かないタイプだと思われているので)、反対はなかったのですが、本当にちゃんとした会社なのか? と、資本金や社員数など細かく聞かれたのを覚えています。
祖母からは、「私たちがまだ若いころは、コンドームを訪問販売してる人がいたよ」と豆知識を披露されました。
今ではみんな応援してくれています。

入社から1年半ほど経った昨年末、両親が東京に旅行に来たタイミングで、観光ついでに会社が入っているビルを案内しました。「へ〜でっかいね〜」という感じでしたが(笑)。
少しは安心してもらえたんじゃないかなと思っています。

 
 

Q.普段のお仕事は? 

irohaの営業として、ドラッグストア・バラエティショップ・家電量販店などの小売店や、irohaの公式サイト以外で販売をしてくれる通販サイトなどへの営業を行っています。

商談・店舗訪問などの外回りと、売り上げの分析や提案資料の作成などのデスクワークが半々。頭も体もフルに使う仕事です。

 
 

Q.仕事をする上で苦労することはありますか? 

社会を変えるより、目の前の人ひとりの価値観を変えることのほうが難しいんじゃないかと思うときがあります。

「女性がドラッグストアでオナニーの道具は買わないでしょ」と言う人の感覚って、すごく“普通”だし“当たり前”。でも実は、ドラッグストアでirohaって結構売れるんです。

TENGAも「誰が薬局で買うねん(笑)」と言われることがありますが、めちゃくちゃ売れます。
irohaもそうなりつつあることを、どうにか分かってもらうには…? と日々考えています。
 
店舗様でirohaのアイテムを取り扱っていただくために、「この企業でも取り扱っていただいています! 」と他社様の事例を見せたり、「百貨店に常設店が出来たんです! 」「いま渋谷の愛ビジョンでも広告流れているんです」「水原希子さんがアンバサダーになりました…! 」と、あの手この手で“時代は変わっているんだよー! ”というメッセージを伝えています。
 
最近では、取引先の方のほうから「最近はどこの企業も力入れてるもんね~時代だなあ~」と言っていただけることも増えてきました。
イベントの企画や広告出稿、他社ブランドとのコラボを企画してくれている部署には本当に頭が上がりません。

 
 

Q.嬉しさややりがいを感じる瞬間は? 

担当先の売り上げが伸びたときや、取扱店舗が増えたとき・取り扱ってもらえる商品の種類を増やしてもらえたときは、やっぱり嬉しいです。
 
私のゴールは「正しい性の知識にアクセスしやすい社会を作ることで、性に振り回されたり悲しい思いをする人がひとりでも少なくなること」。

そのために、性を特別視しないフラットな社会を作りたいと思っていて、たとえば取扱店舗が増えれば増えるほど、社会全体に「irohaは薬局でも普通に売っているよね」「自分で自分の性欲をコントロールしたり、自分自身の性を楽しんだりするのにセルフプレジャーするのって、普通のことだよね」という空気感が徐々に出来ていくと思いますし、取扱商品が増えれば増えるほど、コンビニで飲み物を選ぶように、バラエティショップでリップの色を選ぶように、その日の気分に合わせたものをチョイスできる、選ぶ楽しさをお客様に提供できるようになると思います。
 
ただ、商品を選ぶ楽しさを提供したいだけじゃなく、「女性が、能動的に性を楽しむことって悪いこと、後ろめたいことじゃないよ」「自分自身の性に関することって、もっと楽しくハッピーに選ぼうよ」というメッセージを伝えたいと思っています。

▲お取引先の展示会の様子

 
 
 

私の毎日をご機嫌に過ごすための3つのルール「毎日大好きな自分でいるためにファッションを楽しむ」

性を取り巻く環境や、タブー視を根本から変えたい! 」という想いからTENGA社に入社し、まっすぐな信念のもと、irohaの営業担当として日々働くまいさん。

 

いつも笑顔でふんわりとした空気感をまといながらも、「取扱い店舗が増えたり、販売アイテムが増えれば、性を特別視しないフラットな社会が作れるのではないか」と、熱い想いを胸に実直に仕事と向き合う姿が印象的なまいさんが「ご機嫌に過ごすため」に心がけている3つのルールとは…? 

 
 

ご機嫌ルールその1「毎日、かわいいな~好きだな~と思う自分でいる」

自分のことを大切にしたい気持ちが強いので、毎日きちんと可愛くしてあげたい、自分自身の「こうありたい」にきちんと耳を傾けてあげて、それらをひとつひとつ拾ってあげたい、と思っています。
 
そのための方法はいろいろありますが、私の中で、ファッションはその最たるもの。系統問わず、今私がビビッとくるルックを集めて探して集めて探して…「明日は、海外のスクールガール風にしよう…」「ぶりっこばぶちゃんコーデやりたい…」と、むにゃむにゃ考えながら眠りにつきます。

私は服装にマインドが引っ張られやすい、いわゆるドレス効果をもろに感じやすいタイプなので、しっかり者だと思われたいMTGがある日はバリキャリコーデをしてみたり、コミュニケーションを大切にしたい日はパワパフのTシャツを着てみたり…。TENGAが服装自由の会社で本当に良かったです(笑)
 
あと、自分を大切に扱うこと、可愛く綺麗に清潔に整えてあげることは、自分に自信がつくだけでなく、無礼者に対して「こんなに大切な私に、ぽっと出の貴様が何の用ですか? 」というメンタルを鍛えられるのでおすすめです。

こんな時代だからこそ、自分のことは自分が一番愛してあげたい。
愛してやまない自分を自分で守れることは誇らしいことなので、「よく言えた!」と、またご機嫌になります。ご機嫌の無限ループですね~~~。

▲毎日色々なお洋服を着て
ファッションを楽しんでいます。

 
 

ご機嫌ルールその2「自分と他人を混ぜない」

私はこれができるようになって、やっっっっっっと人生が「周りは全員敵、私は私が守らなきゃモード」から「まいにちめちゃハッピー♪ ハイパーご機嫌モード」に切り替わりました。

自分と他人を切り分けて考えるって意外と難しいのですが、大学時代に精神保健の教授に教えられてから人生が大変快適になったので、ずっと実践しています。教授、その節はお世話になりました。
 
誰かの心無い言葉に傷ついたとき、上司に怒られて落ち込んだとき…もちろん、言われたことを学んで次に生かすことも大切ですが、言われたことのディティールを綺麗に受け取るためにも相手(発言者)の感情・私の感情・事実はそれぞれ分けて考える必要があります。

また、このときあくまで発言者は“私”ではないことを念頭に置く必要があります
(「私なら〇〇って思った時しか××なんて言わないから、その言い回しするってことは絶対△△だよ」とかはやらない)。
 
感情と事実を切り分けて、事実からは学び、その他は別の場所に置いておく。
事実をきちんと処理したあとに、「さっきの言い回し超もやもやするけど、なんでそう感じるんだろう? 」「どの部分にもやもやする? 」と感情にフォーカスして気持ちを整理する時間を作ります。

 
何度も何度も「それってなんで? 」を繰り返して、どんどん気持ちを細分化していくうちに「私は〇〇という言葉を本来言葉が持つ以上に攻撃的に捉えがちなんだな、それは私が自分自身の△△をコンプレックスだと思っていて、その部分には他人になるべく触れてほしくないからなんだな」「じゃあさっきのはそもそもそんなに攻撃性のある発言じゃないな」と冷静に判断できるようになり、もやもやで長い時間悩んだり、無駄に疲弊したりせず、じぶんをご機嫌に保つことができるようになりました。
 
ちなみに、「どれだけ考えてもあれは攻撃性100%のちくちく言葉だな! 」という結論に達したときは「愛を知らない人なのかも…」で終わらせたりもします(笑)。受け取らないのも大事。

 
 

ご機嫌ルールその3「ひとりで知らない街を歩く」

自分を大切にすることの一環で「自分を楽しませてあげたい」「ワクワクさせてあげたい」という気持ちが強く、いつもワクワクすることを探しながら生きています。
 
月~木曜日の間にワクワクすることをブックマークで保存しておいて、金曜の夜に「私は今何を求めているかな…」とゆっくりじっくり考える。

自然、犬、映画、素敵な朝ごはん、POP UP、アート、ファッション…と考えているうちに、「はっ! 猫のいる喫茶店に行って、ゆっくりコーヒーを飲みながら友達に手紙を書きたい! 」とビビッとくるので、それから猫のいる喫茶店を探したり…。

知らない駅で降りて知らない街を歩くのが好きなので、検索結果の中からなるべく行ったことのない街を選んでひとりで出かけます。
 
知らない街の、知らない人の、知らない暮らしを見たり、知らない家族の在り方や知らないカップルの会話をぼーっと聞いたり。

いろんな人がいるなあと思いながらワクワクするほうへ歩いて行って、やりたかったことをやって、疲れるちょっと前に帰る。リフレッシュするだけでなく、知らない人生の選択肢を知るのは面白くてワクワクします。

▲喫茶店での一枚

 

▲ときめく小物たち

 

▲知らない街での出会いはわくわくします。

 
 
 

毎日をほんの少しhappyに! 次回の“3つのルール”もお楽しみに

今回は、上手に自分の気持ちと向き合いながら、心のワクワクに従って過ごすまいさんにお話を聞きました。

 

まいさんと言えば、ご機嫌ルールにもあった「ファッション」がいつも可愛くて、社内でもひときわ目を引く存在。

「自分自身を大切にしてあげたい」という想いからファッションや、休日の過ごし方など、様々なシーンでそれを実践しているというお話は、とてもたくさんの発見がありました。

 

この連載が少しでも皆さんの毎日にhappyを届けられますように…。
次回のiroha社員による「ご機嫌に過ごすための3つのルール」もお楽しみに! 

 

第4回目のご機嫌ルールはこちら

 
 
 

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