女性の足ピンオナニーとは? 実は危険? やり方から治し方まで
セルフプレジャー(=オナニー)は、自分の身体と心を理解し、リラックスするための大切な行為です。
やり方に正解はありませんが、「足ピンオナニー」は快感を感じやすく、初めてでも挑戦しやすいオナニーの体勢の一つです。
しかし、足ピンオナニーだけを繰り返すと、セックス時にイキにくくなったり、中イキがしにくかったりと、デメリットも存在します。
この記事では、足ピンオナニーのやり方やリスク、足ピン以外のオナニーの体勢に移行するための方法について詳しく解説します。
※この記事では「オナニー」という表現を使用しますが、irohaブランド内では主に「セルフプレジャー」という表現を使用しています。
Index
足ピンオナニーとは
足ピンオナニーとは、オーガズムに達する際に脚や爪先をピンと伸ばす行為を伴うオナニー方法です。
足ピンについての知識がなくても、初めてやったオナニーが実は足ピンオナニーで、ついついずっと同じ体勢を続けている、という女性も少なくありません。
足ピンオナニーのやり方
女性の足ピンオナニーのやり方は以下の通りです。
- 横たわって自然に足を伸ばす
- クリトリスを刺激する
- 気持ちよくなってきたら、内ももやお尻に力を入れる
- オーガズム時に脚や爪先を伸ばす
横になる方法は、仰向け、うつ伏せ、横向きなど、どんな形でも大丈夫です。
足ピンのやり方やタイミングはさまざまで、最初から脚全体に力を入れる、オーガズムの直前だけ爪先をピンと張る、足の甲同士をつけて絡めるようにする、など個人によって異なります。
足ピンオナニーは外イキをしやすい方法として多く取り入れられていますが、毎回この方法で快感を得ていると、他の体位や方法でオーガズムに達しにくくなることがあります。
足ピンオナニーが気持ちいい理由は?
足ピンオナニーが気持ちいい理由は、体の神経や筋肉の反応、血流が関係しています。
オーガズムを感じるための神経の中心は、仙骨という背骨の下の部分にあります。そして、オーガズムの際には、女性の骨盤まわりの筋肉「骨盤底筋群」が収縮します。
上記の図で赤いハンモック状になっているところが骨盤底筋
お尻や下腹部の筋肉が締まる(=足ピンをする)と、骨盤底筋の動きが性感帯の近くの神経も刺激し、より強い気持ちよさを感じさせるとされています。
また、男性の勃起と似たような仕組みで、女性も性的な興奮を感じると、クリトリスや膣の周りにある部分に血液がたくさん流れ込みます。
筋肉を使うことでさらに血液の流れが良くなり、敏感になりやすい、というのも足ピンオナニーが気持ちいい理由の一つです。
身体の構造に基づいた、さらに詳しい解説を知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
脚ピン(足ピン)の仕組みについて、婦人科専門医の宮本亜希子先生にご意見を伺っています。
足ピンオナニーのメリットとデメリット
足ピンオナニーは手軽に行える一方で、同じ方法でオナニーし続けると、セックスでオーガズムを感じにくくなるリスクがあります。
メリット
- 手軽に気持ちよくなれる
- イク感覚が分かりやすい
- 外イキしやすくなる
特別な準備や道具が不要で、外イキに慣れていない人でも比較的簡単にオーガズムを感じやすい点が足ピンオナニーのメリットです。
デメリット
- セックスでイキにくくなる
- 足ピンでしかイケなくなる
- 中イキに挑戦しにくい
足ピンオナニーに慣れすぎると、足を伸ばさないとオーガズムに達することができなくなり、セックスやその他の体勢で満足感が得られにくくなる場合があります。
足ピンオナニーの治し方6つ
足ピンオナニーだけを続けた場合、他の体位や方法で快感を得るのが難しくなる場合があります。
ここでは、足ピンオナニーを治して、より多様なセルフプレジャーの方法を楽しむための6つの方法を解説します。
- 座った状態でオナニーする
- 四つん這いでオナニーする
- M字開脚でオナニーする
- 膣トレをする
- プレジャーアイテム®で刺激を増やす
- 中イキの練習をする
1.座った状態でオナニーする
背もたれのある椅子に深く腰掛け、両足を床にしっかりとつけた状態で始めましょう。
座ってリラックスした状態でクリトリスを優しく刺激し、もし足に力が入りそうになったり、腰が浮きそうになったりしたら、意識的に力を抜いて、お尻を腰かけにつくようにします。
座ることで骨盤底筋への力の入れ方が変わり、クリトリスや膣への刺激も、新たな感覚を感じやすくなります。
2.四つん這いでオナニーする
四つん這いは、手や膝で体重を支えながら行うため、普段とは違う筋肉が働いて、異なる種類の快感を味わえます。
クリトリスや膣口への刺激をより集中して感じられるほか、骨盤の角度を自由に変えることで、新しい性感帯を見つけやすくなります。
3.M字開脚でオナニーする
M字開脚では、足ピンオナニー特有の骨盤底筋の過度な緊張を軽減できます。
足ピンに慣れていると、気持ちよさを感じた際に脚を伸ばしてしまいそうになりますが、ぐっと我慢してください。
まずは、足をピンと伸ばさずにかかと側に力を入れるところからはじめ、徐々に力を入れすぎず自然な快感を味わうことに慣れていきましょう。
4.膣トレをする
膣トレ(骨盤底筋トレーニング)は、骨盤底筋を意識的に収縮させたりリラックスさせたりするトレーニングです。
足ピンオナニーに頼らない、中イキや外イキの感覚を深める手助けをしてくれます。座りながら、立ちながらなどどこでもトレーニングが可能です。
膣トレ(骨盤底筋トレーニング)について、さらに詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
5.プレジャーアイテム®で刺激を増やす
プレジャーアイテム®を使用することで、これまでとは異なる刺激を体験し、足ピン以外の体勢でもオーガズムを得られるようになります。
足ピンを多く行っている方は、外イキの気持ちよさを求めている場合が多いので、まずはクリトリスにあてがうアイテムを試してみてもいいでしょう。
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振動パターン5種類と、リズムパターンを3種類を搭載しているため、飽きずに自分だけの心地よさを探求できます。
女性向けプレジャーアイテム®の種類や選び方については、以下の記事でも詳しく解説しています。
6.中イキの練習をする
足ピンオナニーは主に外イキに特化した方法ですが、中イキも習得することで、セルフプレジャーの幅を広げられます。
慣れるまで少し時間がかかる場合もありますが、膣内やGスポットを狙ったセルフプレジャーを取り入れることで、より深いオーガズムを目指すことができます。
以下の記事では、セックスコラムニストBETSY(べっつぃー)さんによる中イキガイドが公開されています。ぜひ参考にしてください。
足ピンでできるセックス体位
足ピンは、足ピン“だけ”に慣れると、その他の体勢で気持ちよさを感じにくくなるリスクがあるだけで、絶対にやってはいけない体勢ではありません。
足ピンのままセックスで気持ちよさを感じたい場合は、足ピンできる体位を取り入れてみてはいかがでしょうか。
伸長位(締め小股)
正常位のバリエーションの一つで、女性が脚を伸ばした状態で行います。足ピンできるだけでなく、クリトリスや膣の入り口、Gスポットを刺激しやすく、下半身の密着度が高い点も大きなメリットです。
伸長位(締め小股)のやり方やバリエーション、もっと気持ち良くするコツについては、以下の記事でも紹介しています。
茶臼のばし
一つ前でご紹介した伸長位(締め小股)を、上下逆にした形です。やや動きにくい体位ですが、男性の上に乗って脚を伸ばすため、茶臼のばしでしか体感できない足ピンを楽しめます。
寝バック
うつ伏せに寝て足を伸ばした状態で、パートナーに後ろから挿入してもらう体位です。男性の太ももで女性の太ももを締めるようにすると、より二人の気持ちよさが高まります。
体勢のバリエーションを増やしてより気持ちいい時間を
セルフプレジャーには、正解や誰にでも合った方法があるわけではなく、自分の身体に合った気持ちよさを見つけることが大切です。
足ピンオナニーもその一つですが、足ピンだけを繰り返していると、他の方法で快感を得るのが難しくなる場合があります。
今回紹介した治し方や、プレジャーアイテム®の活用を通じて、セルフプレジャーのバリエーションを広げてみてはいかがでしょうか? 自分らしいリラックスタイムを楽しんでくださいね。
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