オカヤイヅミのオリジナル漫画『私が 私の 私を』第2話「他人の生活のにおいを嗅いで」
ここ2年ほどの災厄で、「いつもどおり」の暮らしが難しくなる日もありました。しかし一方で、制限された日々のなかに、新たな「心地よさ」を見出した人もいたのではないでしょうか。
日常の小さな喜びやできごとを丁寧に拾い続けてきた漫画家・オカヤイヅミさんによる、全3回のirohaオリジナル漫画。2回目の今回は、眠りたくても眠れない、きっとあなたにも覚えがある、あの日の夜について。言うことを聞かない「自分のからだ」のご機嫌を取るため、主人公はあの手この手を尽くします。
オカヤイヅミ
1978年生まれ。東京都出身。独自の感性で日常を切り取った『いろちがい』(マッグガーデン)で2011年にデビュー。著書に『すきまめし』『続・すきまめし』(ともにマッグガーデン)『ごはんの時間割』(講談社)『ものするひと』『みつば通り商店街にて』(ともにKADOKAWA)ほか、人気作家へ理想の「最後の晩餐」について訊ねたエッセイコミック『おあとがよろしいようで』(文藝春秋)など。2022年4月、2021年3月に刊行した『いいとしを』(KADOKAWA)『白木蓮はきれいに散らない』(小学館)2作品が「第26回 手塚治虫文化賞 短編賞」を同時受賞。
twitter:@okayaizumi
HP:http://www.hasumukai.jp/
【iroha 編集後記】
PR担当・月島:みどりさんの「運動不足すぎるからだろうな……」というセリフにとても共感しました。私もリモートワークで一日中座って過ごしているので、体力が有り余っているのかなかなか寝つけないことがあります。寝ようと意識すればするほど眠れなくなるので、そういうとき私は脳内で悶々と日々の反省会を繰り広げています。「あのとき、ああ言えばよかったな」とか「次はもっとこうしよう」とか……。いろいろ考えているうちに、気付いたら寝ているんですよね(笑)。
PR担当・西野:「自分のご機嫌取るのも楽じゃないなあ」というつぶやき、大変よくわかります……。ミッドナイトルーティーン動画は素敵じゃないかもしれないけど、とりとめのなくなっていく思考をホットココアでちゃんとリセットできるみどりさんは、それだけでとっても素敵なのでは。