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オカヤイヅミのオリジナル漫画『私が 私の 私を』第1話「好きなモノを集めてみたけれど」

 

ここ2年ほど、私たちはどうしようもない災厄に見舞われ、いつもどおりの生活が難しくなる日もありました。普段は不自由なくできていたことも実現が難しく、心に影がさしたときもあったかもしれません。しかし一方で、制限された日々のなかに、新たな「心地よさ」を見出した人もいたのではないでしょうか。

 

今回は、日常の小さな喜びやできごとを丁寧に拾い続けてきた漫画家・オカヤイヅミさんに、irohaオリジナル漫画を全3回に分けて描いていただきました。コロナ禍でさまざまな「自分」と向き合った主人公は、最後に何を掴むのか? これは、私とあなたの物語です。

 

オカヤイヅミ
1978年生まれ。東京都出身。独自の感性で日常を切り取った『いろちがい』(マッグガーデン)で2011年にデビュー。著書に『すきまめし』『続・すきまめし』(ともにマッグガーデン)『ごはんの時間割』(講談社)『ものするひと』『みつば通り商店街にて』(ともにKADOKAWA)ほか、人気作家へ理想の「最後の晩餐」について訊ねたエッセイコミック『おあとがよろしいようで』(文藝春秋)など。2022年4月、2021年3月に刊行した『いいとしを』(KADOKAWA)『白木蓮はきれいに散らない』(小学館)2作品が「第26回 手塚治虫文化賞 短編賞」を同時受賞。

twitter:@okayaizumi
HP:http://www.hasumukai.jp/

 

【iroha 編集後記】

PR担当・月島:私も、みどりさんと同じようにコロナ禍で週のほとんどを家で過ごすようになりました。化粧品が減らなくなり、コンタクトも2weekから1dayに変えてメガネ中心になり、「曖昧な顔」のまま生活しています。とはいえ、自分磨きはテンションが上がるので、スキンケアに力を入れたり眉毛サロンに行ったりして、コロナ前よりも自分に投資する機会が増えました。家にいる時間は増えたのに、不思議とお金は減っているんですよね……。自分の機嫌を取るためには必要なこと! と割り切っています。

 

PR担当・西野:「自分の輪郭」は社会によってつくられる部分もあって、社会から離れれば、途端にあいまいになる。顔につかの間貼りつけられては、ごみ箱に消えるパックが象徴的ですね。少なくとも、パックの匂いと感触のことは好きだと思うみどりさん。社会と離れがちなときだからこそ、自分の直感で「好きだ」と思うものを大事にするのもよいかもしれません。

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