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膣マッサージの効果と正しいやり方 | メリットや注意点は?

膣マッサージ解説記事_アイキャッチ画像

 

膣マッサージとは、指や器具を用いて膣自体や骨盤底筋をマッサージする行為です。

 

膣も骨盤底筋も、日頃から動かさなかったり、刺激が無い状態が続くと、血行悪化や、筋肉のコリ、筋力低下が生じ、様々なトラブルに繋がります

 

膣マッサージは、このようなトラブルの対策にとても有効です。

 

今回は、膣マッサージのメリットや方法を解説します。

 

​​注)「ちつ」の解剖学的に正しい表記は「腟」ですが、この記事では一般的な表記である「膣」を使用します。

 

▼動画で見たい方はこちら

 

膣マッサージとは?骨盤底筋との関係

膣マッサージとは、指や器具を膣を腟内に挿入し、膣自体や膣壁越しに骨盤底筋をほぐす行為です。

 

類似の行為として会陰マッサージが挙げられますが、会陰マッサージには腟内挿入を伴わない方法も含まれるので、少し差があります。

 

潤滑剤としてオイル*を使用することが一般的で、膣粘膜の保湿を兼ねることもできます。

 

*水溶性ジェルで代用することも可能ですが、オイルの方が使い勝手や保湿の観点からおすすめされます。

 

 

骨盤底筋とは

骨盤底筋を横・上から見た図

 

骨盤底筋とは、骨盤の底部に存在するハンモック状の筋肉群の総称です。

 

骨盤底筋には、排泄の制御や、膀胱、膣、直腸などの臓器を支える役割があり、女性の健康上とても大切な筋肉です。

 

膣マッサージは、膣自体だけでなく、骨盤底筋の機能向上にも繋がるというのが重要なポイントです。

 

 

膣マッサージの効果

膣マッサージを実施すると、膣と骨盤底筋がほぐれ、骨盤周辺の血流が改善されます

 

これにより、骨盤周辺の組織に栄養や水分がしっかり行き届き、以下のような効果が期待できます。

 

<膣マッサージで期待できる効果>

 

  • 骨盤周辺の冷えの改善
  • 生理痛の軽減
  • 膣の潤滑性向上(乾燥対策)、それに伴う不快感の軽減
  • 性的感度の向上
  • 性交痛の軽減
  • 出産時の会陰裂傷の予防

 

 

これ以外にも、骨盤底筋がほぐれて動かしやすくなる効果もあり、骨盤底筋が動かせると、骨盤底筋トレーニングがしやすくなります

 

骨盤底筋トレーニングをすると、血行や筋力の更なる向上が期待でき、尿失禁や臓器脱、膣のゆるみの改善など、様々なメリットが追加で得られます。

 

 

膣マッサージのやり方

膣マッサージは慣れればとても簡単です。

 

膣マッサージの方法は、紹介者によって多少異なりますが、ここで紹介する方法は医師監修なので、安心して取り組んでみてください。

 

 

実施の準備とタイミング

膣マッサージは清潔な環境で、リラックスして行うことが大切です。

 

実施前に手指を清潔にしておきましょう。(器具を使う場合は器具も)入浴時や入浴後は清潔ですし、体も温まっているのでおすすめです。

 

また、潤滑用のオイルも忘れずに用意しておきましょう。

 

 

膣マッサージの姿勢

リラックスして横になっている女性のイラスト

 

仰向けや椅子に浅く腰かけた姿勢など、リラックスできる体勢をとりましょう。

 

 

マッサージする位置とやり方

指のイラスト画像

 

用意ができたら、指や器具を膣にゆっくり挿入しましょう。

 

指の場合は、人差し指か親指1本を第二関節あたりまで、器具を使う場合は2~4cm程度が目安です。

 

膣の上側(クリトリス側)を12時として、マッサージする位置は3~5時と7~9時あたりです。

 

膣のマッサージの方向がわかるイラスト図解

 

このあたりを膣の内側から、まずは撫でるようにマッサージしていきます。慣れない内は弱い力でマッサージしましょう。

 

慣れてきたら痛みがない範囲で、押したり離したりを繰り返し、圧迫するようにマッサージします。

 

ちなみに、上記の位置をマッサージする理由は、コリや痛みが出やすいのがこの位置だからです。ですので、コリなどがあれば他の位置をマッサージしても構いません。

 

ただし、12時方向は尿道があるため強い力はかけないようにしましょう。

 

 

マッサージの頻度と時間

頻度 時間
週7回(毎日) 合計1分(左右各30秒)
週1回 合計5~10分(左右各2分半~5分)

 

膣マッサージは生理中や体調がすぐれない時以外は、毎日実施しても大丈夫です。

 

毎日実施する場合は、左右30秒ずつ(合計1分)、週に1回程度の場合は、合計5~10分程度しっかりマッサージしましょう。

 

 

膣マッサージの注意点

膣マッサージは、以下の注意点を守って実施しましょう。

 

<膣マッサージの注意点>

 

  • 実施の前に手指や道具を清潔にし、清潔な環境で実施する
  • 生理中や体調がすぐれないときは、実施を控える
  • 長時間のマッサージはしない
  • マッサージ中に不快感や痛みを感じた場合は、無理せず中止する
  • 必要に応じて潤滑剤(オイルがおすすめ)を使用する
  • 妊娠中の方は、かかりつけ医と相談のうえ実施する

 

 

膣マッサージのサポートアイテム

irohaヘルスケアでは、膣マッサージをサポートするアイテムを提供しています。

 

膣マッサージにはたくさんのメリットがありますが、実践できている人はまだまだ多くありません。

 

以下に紹介するアイテムも活用して、ぜひ膣マッサージを始めてみましょう。

 

 

iroha Healthcare インナーマッサージスティック

インナーマッサージスティック_商品画像

 

  • 日本初の膣マッサージ専用医療機器
  • 膣マッサージに適した硬さと肌触り
  • 両端の太さが異なり、自身に適した太さを選べる
  • ネイルをしていたり、指の挿入に抵抗がある方には特におすすめ

 

 

iroha Healthcare インナーマッサージオイル

インナーマッサージオイル_商品画像

 

  • 100%天然由来原料の専用美容オイル、無添加なので敏感肌の方にもやさしい
  • サラッとした肌なじみの良いテクスチャーで使いやすい
  • 無香料で匂いの好みを気にせず使える
  • 小容量(30ml, 約100回分)でオイルの鮮度が高い内に使い切れる
  • インナーマッサージスティックと一緒に使える専用設計(※)

 

※一般的に、シリコンはオイルに触れると劣化しますが、インナーマッサージスティックとインナーマッサージオイルは相性テスト済みなので安心して一緒に使えます。それぞれ、他のオイル/シリコン製品(iroha含む)とは一緒に使わないでください。

 

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