膣マッサージの効果と正しいやり方 | メリットや注意点は?
膣マッサージとは、指や器具を用いて膣自体や骨盤底筋をマッサージする行為です。
膣も骨盤底筋も、日頃から動かさなかったり、刺激が無い状態が続くと、血行悪化や、筋肉のコリ、筋力低下が生じ、様々なトラブルに繋がります。
膣マッサージは、このようなトラブルの対策にとても有効です。
今回は、膣マッサージのメリットや方法を解説します。
注)「ちつ」の解剖学的に正しい表記は「腟」ですが、この記事では一般的な表記である「膣」を使用します。
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Index
膣マッサージとは?骨盤底筋との関係
膣マッサージとは、指や器具を膣を腟内に挿入し、膣自体や膣壁越しに骨盤底筋をほぐす行為です。
類似の行為として会陰マッサージが挙げられますが、会陰マッサージには腟内挿入を伴わない方法も含まれるので、少し差があります。
潤滑剤としてオイル*を使用することが一般的で、膣粘膜の保湿を兼ねることもできます。
*水溶性ジェルで代用することも可能ですが、オイルの方が使い勝手や保湿の観点からおすすめされます。
骨盤底筋とは
骨盤底筋とは、骨盤の底部に存在するハンモック状の筋肉群の総称です。
骨盤底筋には、排泄の制御や、膀胱、膣、直腸などの臓器を支える役割があり、女性の健康上とても大切な筋肉です。
膣マッサージは、膣自体だけでなく、骨盤底筋の機能向上にも繋がるというのが重要なポイントです。
膣マッサージの効果
膣マッサージを実施すると、膣と骨盤底筋がほぐれ、骨盤周辺の血流が改善されます。
これにより、骨盤周辺の組織に栄養や水分がしっかり行き届き、以下のような効果が期待できます。
これ以外にも、骨盤底筋がほぐれて動かしやすくなる効果もあり、骨盤底筋が動かせると、骨盤底筋トレーニングがしやすくなります。
骨盤底筋トレーニングをすると、血行や筋力の更なる向上が期待でき、尿失禁や臓器脱、膣のゆるみの改善など、様々なメリットが追加で得られます。
膣マッサージのやり方
膣マッサージは慣れればとても簡単です。
膣マッサージの方法は、紹介者によって多少異なりますが、ここで紹介する方法は医師監修なので、安心して取り組んでみてください。
実施の準備とタイミング
膣マッサージは清潔な環境で、リラックスして行うことが大切です。
実施前に手指を清潔にしておきましょう。(器具を使う場合は器具も)入浴時や入浴後は清潔ですし、体も温まっているのでおすすめです。
また、潤滑用のオイルも忘れずに用意しておきましょう。
膣マッサージの姿勢
仰向けや椅子に浅く腰かけた姿勢など、リラックスできる体勢をとりましょう。
マッサージする位置とやり方
用意ができたら、指や器具を膣にゆっくり挿入しましょう。
指の場合は、人差し指か親指1本を第二関節あたりまで、器具を使う場合は2~4cm程度が目安です。
膣の上側(クリトリス側)を12時として、マッサージする位置は3~5時と7~9時あたりです。
このあたりを膣の内側から、まずは撫でるようにマッサージしていきます。慣れない内は弱い力でマッサージしましょう。
慣れてきたら痛みがない範囲で、押したり離したりを繰り返し、圧迫するようにマッサージします。
ちなみに、上記の位置をマッサージする理由は、コリや痛みが出やすいのがこの位置だからです。ですので、コリなどがあれば他の位置をマッサージしても構いません。
ただし、12時方向は尿道があるため強い力はかけないようにしましょう。
マッサージの頻度と時間
頻度 | 時間 |
週7回(毎日) | 合計1分(左右各30秒) |
週1回 | 合計5~10分(左右各2分半~5分) |
膣マッサージは生理中や体調がすぐれない時以外は、毎日実施しても大丈夫です。
毎日実施する場合は、左右30秒ずつ(合計1分)、週に1回程度の場合は、合計5~10分程度しっかりマッサージしましょう。
膣マッサージの注意点
膣マッサージは、以下の注意点を守って実施しましょう。
膣マッサージのサポートアイテム
irohaヘルスケアでは、膣マッサージをサポートするアイテムを提供しています。
膣マッサージにはたくさんのメリットがありますが、実践できている人はまだまだ多くありません。
以下に紹介するアイテムも活用して、ぜひ膣マッサージを始めてみましょう。
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- 100%天然由来原料の専用美容オイル、無添加なので敏感肌の方にもやさしい
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- 無香料で匂いの好みを気にせず使える
- 小容量(30ml, 約100回分)でオイルの鮮度が高い内に使い切れる
- インナーマッサージスティックと一緒に使える専用設計(※)
※一般的に、シリコンはオイルに触れると劣化しますが、インナーマッサージスティックとインナーマッサージオイルは相性テスト済みなので安心して一緒に使えます。それぞれ、他のオイル/シリコン製品(iroha含む)とは一緒に使わないでください。