伸長位(締め小股)とは? やり方やバリエーションを紹介 | 足ピンで女性がイキやすい?
伸長位(締め小股)は性行為の体位の一つで、男女が向かい合い、女性が脚を伸ばした状態で行います。
正常位のバリエーションの一つで、試しやすいセックス体位です。
また、伸長位の場合、女性はいわゆる「足ピン(脚ピン)」状態になるため、イキやすい体位としても人気です。
今回は伸長位(締め小股)のやり方やもっと気持ち良くするコツ、体位のバリエーションを紹介します。
Index
伸長位(締め小股)でのセックスのやり方は? 【イラスト画像で解説】
伸長位(締め小股)とは、女性が脚を伸ばして仰向けに寝転んだ上に、男性が覆いかぶさり男性器を挿入する体位です。
女性が仰向けで寝転がり、足を閉じていることで挿入が深くならないことから、身体に負担がかかりにくい姿勢ともいえるでしょう。
そのため伸長位は妊娠中のセックスにもおすすめの体位とされています。ただし、男性が覆いかぶさるので、その際に腹部を圧迫しないように注意しましょう。
また、ピストンの際に、クリトリスや膣の入り口、Gスポットを刺激しやすく、下半身の密着度が高い点が特徴です。
江戸四十八手の「唐竹割(からたけわり)」としても知られ、昔からある体位でもあります。
伸長位(締め小股)のやり方
伸長位(締め小股)のやり方は以下です。
1.女性が仰向けで寝転ぶ
女性が両足を伸ばした状態で、仰向けで寝転びます。
2.男性が覆いかぶさる
仰向けに寝転んだ女性に、向き合うように男性がまたがります。この際、男性の膝は女性の閉じた脚の外側についてください。
3.男性器を挿入する
閉じた太ももの間から男性器を挿入します。
女性がぴったりと閉じ過ぎていると、うまく挿入が行えないため、挿入前は太ももに少しだけ隙間を空けておきましょう。
4.ゆっくりと動く
男性器が挿入できたら、擦りつけるようにゆっくりと男性器をピストンさせます。
伸長位では深い挿入が難しいです。激しいピストンは、性交痛の原因になるほか、男性器が抜けてしまう原因になるため、はじめはゆっくりと行いましょう。
女性がイキやすいってホント?
伸長位(締め小股)でセックスを行うと、女性は「足ピン(脚ピン)」状態になります。足ピン(脚ピン)の姿勢はオーガズム時に収縮する骨盤底筋とその付近の筋肉が強く収縮するため、イキやすいとされています。
また、伸長位の姿勢は男性器がクリトリスを摩擦刺激しやすい点も、イキやすい理由の一つです。
ただし、足ピン(脚ピン)状態のセックスだけを繰り返すと、正常位などの脚を開いたり膝を曲げたりする体位ではオーガズムを得にくくなるため、注意が必要です。
女性の脚ピン(足ピン)オナニーについては、以下の記事でも紹介しています。
伸長位(締め小股)のメリット・デメリット
男女の下半身が密着する伸長位(締め小股)は、女性の体力的な負担が少なく、長時間のセックスにもおすすめです。
メリット・デメリットを解説します。
メリット
- 外と中両方を刺激しやすい
- 中イキしやすい
- 体力的な負担が少ない
- 下半身の密着度が高い
伸長位(締め小股)は、男性器がクリトリスに近い位置を通るため、自然とクリトリスが刺激されやすいだけでなく、Gスポットにもあたりやすいため、外と中の両方が刺激されやすい体位である点が大きなメリットです。
デメリット
- 深い挿入が難しい
- 動きに制限がある
- 男性器が抜けやすい
女性が脚を閉じている状態で挿入するため、男性器の根元までの挿入が難しく、激しいピストン運動をすると男性器が抜けやすいため、注意が必要です。スローセックスにおすすめの体位ともいえます。
挿入が難しい場合は、ローションなどを使用するとスムーズな挿入が可能です。
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伸長位(締め小股)をもっと気持ちよくするコツ5つ
伸長位をさらに気持ちよく行うために、下記のポイントを抑えてみましょう。
- 太ももに力を入れる
- 伸ばした足を重ねる
- お互いの性感帯を愛撫する
- 男性が小刻みに動く
- 角度を微調整する
1.太ももに力を入れる
女性が太ももに力を入れると、自然と骨盤底筋が刺激され、膣内の締まりが良くなります。また、太ももの摩擦で男性が気持ちよくなりやすい点もメリットです。
2.伸ばした足を重ねる
太ももに力を入れにくい場合は、女性が自分の足首をクロスさせるように重ねて足をピンと伸ばすと膣内の圧迫感が増加します。
ただし、長時間この姿勢を続けると、足をつってしまう可能性があるため注意しましょう。
3.お互いの性感帯を愛撫する
セックスでお互いの性感帯を愛撫することで、全体的な快感が増します。特に女性側は両手が空くため、彼の性感帯に触れたり、首に手をまわしたりしてもいいでしょう。自分の胸を刺激するのもおすすめです。
また、ラブグッズを使用すれば、手や舌では味わえない気持ちよさが得られます。
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4.男性が小刻みに動く
激しいピストンが難しい伸長位(締め小股)ですが、男性が小刻みに動くことで、じっくりと快感を味わうことができます。
小刻みな動きでクリトリスへの摩擦の回数も増えるため、伸長位に慣れていないパートナーの場合は、どうやって動いてほしいかなどを伝えるといいでしょう。
5.角度を微調整する
女性が腰を少し上げたり、クッションを使って角度を調整することで、クリストリスやGスポットへの刺激を変えられます。特に、膣口の位置が下付きの方は、腰の下に枕やクッションを入れることで、挿入もしやすくなります。
伸長位(締め小股)のバリエーション
基本の伸長位に慣れてきたら、さまざまなバリエーションを試してみてもいいでしょう。
しがらみ
しがらみは、伸長位のまま男性が女性に覆いかぶさって抱きしめる体位です。伸長位が下半身の密着度が高い体位なら、しがらみは上半身と下半身の両方でより密接できる体位といえます。
二人の顔が近くにくるため、舌で耳を愛撫したり、濃厚なキスを楽しんだりするのに適しています。また、視覚的な刺激も増し、お互いの表情を確認しながらセックスを楽しむことができます。
千鳥(ちどり)
千鳥は、伸長位の脚を伸ばさない体位です。
女性は脚を正座やぺたん座り(女の子座り)のように曲げ、身体を後ろに倒します。男性は、伸長位の時のように女性の外側に膝をついて挿入を行います。
女性の脚の形以外は基本的に伸長位と同じですが、伸長位とは異なる締め付け感や摩擦を感じることができます。
ただし、身体を倒しすぎると前ももが強く伸ばされて痛みが生じる場合があるため、無理のない範囲で姿勢を維持しましょう。
茶臼のばし(ちゃうすのばし)
脚を伸ばす体位に慣れてきたら、茶臼のばし(ちゃうすのばし)にトライしてみてはいかがでしょうか。
この体位は、伸長位を上下逆にした形とも言えます。仰向けになった男性の上に女性がしゃがみ込むようにして挿入し、そのまま上半身を倒して、女性が脚を男性の両脚の間に伸ばすと完成します。
女性は膝を曲げることなく脚を伸ばすため、特有の圧迫感を楽しむことができます。
騎乗位と異なり女性がやや動きにくい形ですが、男性が両脚を大きめに開いて膝を立てると、腰を動かしやすくなります。
伸長位で他の体位では得られない密着感を楽しもう
伸長位(締め小股)のやり方やもっと気持ちよくするコツ、バリエーションを紹介しました。
正常位や騎乗位ではなかなかない、女性が脚を伸ばす伸長位は、いつもとは違う膣の締まりや快感を得られる体位です。また、クリトリスやGスポットの刺激を強めることができる点も、人気の理由の一つです。
この記事を参考に、伸長位でしか味わえない、密着感と刺激を楽しんでみてはいかがでしょうか。