フェムケアとは？ やり方やおすすめグッズを紹介

 

近年、女性の健康への関心が高まり、「フェムケア」という言葉をよく耳にするようになりました。

 

フェムケアは、デリケートゾーンのケアだけでなく、生理や更年期といった女性特有の健康課題や生活の質（QOL）を向上させるための製品や取り組み全般を指します。

 

この記事では、フェムケアの基礎知識から具体的なやり方、おすすめアイテムまでを詳しく解説していきます。

 

注）「ちつ」の解剖学的に正しい表記は「腟」ですが、この記事では一般的な表記である「膣」を使用します。

 

 

フェムケアとは？ 何をするの？ 

 

フェムケアとは、「Feminine（女性の）」と「Care（ケア）」を組み合わせた言葉で、女性特有の健康課題や生活の質（QOL）を向上させるための製品や取り組み全般のことです。

 

似ている言葉で「フェムテック」もありますが、フェムテックは女性特有の健康課題をテクノロジーで解決することを指しています。

 

フェムケアは具体的には以下に関する製品や取り組みがあります。

 

 

近年は、女性の健康や快適な生活をサポートする製品やサービスが多様化し、フェムケア市場はどんどん大きくなっています。

 

 

フェムケアの正しいやり方とおすすめアイテム

フェムケアと一言で言っても、年齢や体調、ライフステージによってそれぞれ必要なケアは異なります。

 

そのため、その時の自分に合ったケアを選んでいくことが大切です。 ここでは、年齢やライフステージに関わらず取り入れやすい基本的なケア方法をご紹介します。

 

 

デリケートゾーン専用アイテムでの洗浄と保湿

 

デリケートゾーンには、肌や膣内を健康に保つために必要な「常在菌」が存在します。

 

通常の石鹸や洗浄力の強いボディソープで洗うと、この大切な常在菌まで洗い流してしまい、匂いやトラブルの原因になります。

 

デリケートゾーンを洗う際は専用のソープを使用し、40度以下のぬるま湯で洗いましょう。

 

ゴシゴシこするのは、粘膜が傷つくためNG。すすぎも丁寧に行い、清潔なタオルで優しく押さえるように水分を拭き取ってください。

 

お風呂上りは乾燥しやすいため、保湿剤を塗布するとより丁寧なケアが行えます。

 

 

おすすめアイテム：iroha INTIMATE WASH【FOAM TYPE】

▲左からベルガモットとビターオレンジ、スウィートシトラス、ダマスクローズとゼラニウムの香り。

 

▲水原希子さんプロデュース「iroha INTIMATE WASH 【 FOAM TYPE 】よもぎブレンドの香り」

 

泡タイプで出てくるデリケートゾーン専用ソープです。 精油由来の自然で優しい香りにも癒されます。

 

@cosme ベストコスメアワード2023・2024 デリケートゾーンケア部門 1位を2年連続で受賞しました。

 

香りはベルガモットとビターオレンジ、スウィートシトラス、ダマスクローズとゼラニウムの3種類あり、水原希子さんプロデュース「iroha INTIMATE WASH 【 FOAM TYPE 】よもぎブレンドの香り」は期間限定で販売中です。（2025年6月現在）

 

 

おすすめアイテム：iroha INTIMATE CARE TRIAL SET

気軽にデリケートゾーンケアを始めてみたい方にぴったりの、洗う（泡ソープ）、潤す（化粧水）、守る（乳液）の3ステップが揃ったセットです。

 

泡ソープはベルガモットとビターオレンジの香り。約3週間分が入っているため、使い心地を十分に体験できます。

 

気に入ったアイテムがあったら、それぞれ大きめのボトルでの購入も可能です。

 

デリケートゾーンの正しい洗い方については下記で解説しています。

 

 

膣内環境を整える

膣内は、生活習慣の乱れやストレスによってバランスが崩れやすい繊細な環境です。

 

不快な症状や感染症を予防するためにも、日頃からケアが必要です。

 

膣内環境を整える簡単な方法は、通気性の良い下着選び。蒸れやすい素材は避け、綿素材のショーツを選びましょう。

 

生理時はナプキンやタンポンの使用で特に蒸れやすいため、こまめな生理用品の取り替えを心がけましょう。

 

また、インナーケアとしてバランスの良い食生活を心がけるほか、善玉菌である乳酸菌を含むサプリメントの活用も効果的です。

 

 

膣マッサージをする

骨盤周りには多くの筋肉や靭帯があり、これらが凝り固まると血行不良による冷えやむくみの原因になります。

 

セルフケアマッサージ（膣マッサージ）はそういったお悩みだけでなく、生理痛や性交痛の改善にもつながる効果が期待できます。

 

マッサージは、デリケートゾーンの周辺を、指の腹を使って優しく円を描くようにマッサージします。潤滑ゼリーやマッサージオイルを使用すると、より快適で安全なマッサージが行えます。

 

力を入れすぎたり、爪が伸びていたりするとデリケートゾーンを傷つけてしまうため、心地よいと感じる程度の力加減で、清潔な指でゆっくり行うのがポイントです。

 

 

おすすめアイテム：iroha Healthcare インナーマッサージスティック＆オイルセット

 

膣マッサージのために開発された専用のセットアイテムです。

 

インナーマッサージスティックは、日本初となる膣マッサージ専用の医療機器です。医師監修のガイド付きなので、初めての方でも安心して使用できます。

 

指で触るのには少し不安があるという方や、膣内をしっかりほぐしたいという方におすすめです。マッサージオイルはデリケートゾーンの保湿にも使えます。

 

 

おすすめアイテム：iroha MOIST CARE GEL

 

一般的なローションは、膣内への使用が推奨されていません。膣内に使用する場合は潤滑ジェルを選ぶようにしましょう。

 

iroha MOIST CARE GELは、医薬部外品のジェルローションです。厚生労働省に有効かつ安全であると認められた成分が、一定の濃度で配合されており、膣内への使用ももちろんOK。

 

潤いを与えながら炎症を抑えて、スムーズな膣マッサージをサポートします。男性も使用可能なため、セックス時にうるおいが欲しい時にも役立ちます。

指やグッズを使用した膣マッサージの効果と正しいやり方は、下記で解説しています。

 

 

セルフプレジャーをする

 

セルフプレジャーは、単なる快感を得るためだけでなく、ストレス解消やホルモンバランスの調整にも効果があります。

 

女性は、90歳や100歳になってもオーガズムを得られるため、何歳でもトライできるフェムケアの一つです。

 

セルフプレジャーはリラックスできる環境で、専用のアイテムを使用して行うのがおすすめ。

 

初めての方は、使い捨てのものや、振動が優しいものから始めるといいでしょう。焦らず、無理のない範囲で、自分のペースで探索していくことが大切です。

 

 

おすすめアイテム：iroha petit

 

つるんとした使い心地の、使い捨てアイテムです。98%が水分でできており、指ともシリコンとも違うみずみずしい心地よさを楽しめます。

 

潤っているのにベタつきがなく、持ちやすい取っ手がついており、初心者にもおすすめです。冷蔵庫で冷やしたり、お風呂で温めたりと、お好みの使い方で楽しめます。

 

iroha petitの使用レビューは下記をご覧ください。

 

 

おすすめアイテム：iroha＋

 

振動パターン5種類と、リズムパターン3種類を搭載した、あてがうアイテムです。

 

ソフトタッチのシリコンで、ふんわりとした柔らかさを楽しめます。

 

先端部分でつついたり、全体に沿わせたりと、多彩な刺激が不動の人気を誇るアイテムです。

 

 

フェムケアを行うメリット

 

フェムケアは、女性の心身の健康を総合的にサポートする重要な役割を果たしています。

 

 

健康の維持

デリケートゾーンは、その名前の通り繊細で、特別なケアが必要な部分です。

 

適切なフェムケアを行うことで、デリケートゾーンを清潔に保ち、細菌感染や炎症のリスクを大幅に軽減できます。

 

また、不快なかゆみや匂いといった、病気まではいかないけれども、ちょっとしたトラブルにも効果的です。

 

 

女性特有の悩みの軽減

生理痛やPMS（月経前症候群）、更年期症状など、女性特有の悩みはライフステージごとに、さまざまな形で現れます。

 

こういった症状に対して、適切なケア方法や製品の選択で、不快な症状を和らげることができます。

 

 

QOL（生活の質）の向上

自分の身体を適切にケアすることは、心理的な安心感にもつながります。

 

フェムケアを通じて自分の身体への理解を深めることで、より自分を大切に思う気持ちが高まり、より充実した生活を送ることができるようになります。

 

 

病気の予防

定期的なフェムケアは、身体の変化に気づくきっかけにもなります。

 

普段から自分の身体をケアし、観察する習慣をつけることで、異常の早期発見につながります。

 

 

国もフェムケアを後押し？ 

 

女性の健康への関心が高まる中、政府も積極的な支援を行っています。

 

経済産業省による「フェムテック等サポートサービス実証事業」では、フェムケア製品を含む、女性特有の健康課題を解決するための製品やサービスの開発を支援しています。

 

さらに2024年10月には、国立の「女性の健康総合センター」を開所。

 

女性の健康・疾患に特化した研究の推進や、女性の健康に関わる最新のエビデンスの収集・情報提供を行うことを目的に設立され、より専門的な研究や治療が期待されています。

 

 

フェムケアをもっと身近に

フェムケアの基礎知識から、さまざまなケア方法について解説してきました。

 

フェムケアは、がんばって何か特別なことをしなくてはいけないわけではありません。何より大切なのは、自分の身体に向き合い、大切にする気持ちです。

 

自分に合ったケア方法で、ほっとするひと時を取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

irohaではフェムケアに役立つアイテムを豊富に用意しているので、ぜひ下記のページからもご覧ください。

 

 

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