irohaをクリニックで 咲江レディスクリニックでの使用事例をご紹介

愛知県名古屋市にある「咲江レディスクリニック」は、一般的な婦人科としての診療はもちろん、性交痛の治療に熱心に取り組まれているクリニックです。

院長の丹羽先生ご自身でもダイレーター（性交痛をケアする医療器具）を開発し、痛みのない挿入や膣のマッサージなど、患者さんに寄り添った診察をされています 。

初代のiroha販売当初からずっと知っているので素材は理解していましたし、挿入部分の直径が約2.2cmという細さがいいですよね。これなら患者さんにお渡ししやすいな、と感じました。

そのため、性交痛に悩まれている患者さんにお勧めすることが多いですね。

「iroha koharu」が活躍するのは、膣の入り口に何か病気があると考えられる、表在性の性交痛になります。

たとえば、膣に何かが入るとギューッと収縮してしまうという「ワギニスムス」という病気の症状が出てしまう方には、挿入時にリラックスする練習に役立ちます。

また、「膣前庭炎（ちつぜんていえん）」という、何らかの原因で小陰唇の内側にある膣前庭が炎症を起こしてしまう方にも「iroha koharu」でマッサージすることで血流をアップさせ、粘膜の厚みや弾力を高められる可能性があります。

あとは、バイブレーション機能でクリトリスや膣内を刺激すれば、性感を高めるトレーニングになります。

気持ちいいと感じるスイッチを入れられるようになることで膣が濡れるようになり、性交痛ケアにつながっていくと思います。

しかし、性交痛に悩まれている患者さんは、膣に挿入することも、自分で性器に触れることも痛いし、怖いと思われています。

ですので、まずは細身の「iroha koharu」で膣マッサージとしての活用をするためにご紹介しています。

そうですね。膣マッサージの目的は、ほぐして保湿を促すことと膣を伸びやすくすることがあります。

閉経前後や更年期以降で女性ホルモンが足りなくなり、さらにセックスの機会がなかったり、若い方でも処女膜が開ききっていなかったりすると、膣が狭いために性交痛の要因になります。

そこを膣マッサージで潤し、伸ばすために、自分で内側から開くんですね。

初めは指で行いますが、ネイルをされている方には、細いダイレーターや「iroha koharu」を使って練習してもらいます。

お風呂上りや歯磨きをした後など、ルーティンに組み込むのが良いかもしれません。

何事も、人間の体を健康的に維持するには、ある程度の努力が必要なんですよね(笑)。

そうですね、一番わかりやすいリスクは、傷ついていたり、炎症がある時にやりすぎると荒れてしまうということだと思います。

ご自身で不快感がある時は、プレジャーをやめましょう。

一方で、わかりにくい重大なリスクとしては、バイブレーターの強すぎる刺激に慣れてしまうことです。

高速すぎる刺激など、人の手や体では再現できない刺激が当たり前になると、実際のセックスの時に相手の刺激がもの足りなく感じてしまう可能性があります。

アイテムでの刺激は、強すぎないレベルで使うようにした方がいいですね。

やはり、プレジャーアイテムの充実ですね。「iroha koharu」は細身のタイプですが、中にはパートナーのサイズが大きいから太めのものを求める方もいます。

私も患者さんからのご要望で、直径が4cmくらいのかなり大きなダイレーターを自身で開発しました(笑)。

パートナーの性器が太すぎて性交痛が起こる方もいらっしゃるんですよね。

さまざまなニーズに応えていただけるとうれしいかなと思います。

3回セックスして、痛いと感じたら受診をしてください。3回体感があったら、何か原因があるはずです。我慢してセックスをし続けると、行為自体が嫌いになってしまいますし、怖くもなってしまいます。そうなる前にまず受診しましょう。

また、受診する際は、性交痛の治療を得意とする病院を選ぶことをおすすめします。

やはり性交痛の治療を専門的に対応できる婦人科や、日本性科学会のセックスセラピストを探して受診した方が、ドクターショッピングを繰り返したり、心無い言葉で傷つけられたりしにくく、適切な治療を受けられると思います。

セックスセラピストとして、主に性交痛を専門的に治療しています。

痛みの治療だけでなく、たとえば「セックスの時に痛いけど相手に言えない」「パートナーに、人工授精とかではなくてセックスをして子どもが欲しいと言われているけどどうしたらいい？」などの難しいお悩みにも、一緒に考えてアドバイスをしています。

必要であれば、パートナーに来院いただいて直接お話をすることもありますよ。

また、婦人科形成といった自由診療の治療もおこなっており、その後の細かいフォローアップも充実させています。

20～80代まで幅広い年代の患者さんがいらっしゃいます。

先日は80代の女性が性交痛のお悩みでいらして、治療した結果セックスができるようになり、「本当に幸せです」とおっしゃっていました。

そんな患者さんを見て、私も「元気でいよう！」と励まされています。

素敵ですね！ 性交痛は誰もが一度は経験するお悩みの一つですので、相談できるところがあると、安心ですよね。

これからも、「iroha koharu」が性交痛に悩まれる患者さんのお役に立てることを願っています！

丹羽先生、ありがとうございました。