深山（みやま）とは？ 屈曲位セックスのやり方を画像で解説 | 奥まで挿入しやすい？
注）「ちつ」の解剖学的に正しい表記は「腟」ですが、この記事では一般的な表記である「膣」を使用します。
深山は「みやま」と読み、深い挿入感があり人気のセックス体位の一つです。
深山の名前を知らない方は多いかもしれませんが、屈曲位の一種で、女性が仰向けに寝て両脚を男性の肩にかけ挿入します。
この記事では、深山体位の特徴、やり方、メリット・デメリット、そして気をつけるべきポイントについて詳しく解説します。
Index
屈曲位の深山（みやま）とは？
深山は、正常位の姿勢から女性が脚を男性の肩にかけてお尻を浮かし、男性が脚の間に入って、体重をかけながら挿入を行う体位です。
角度にもよりますが、女性のお尻が浮くため膣が上向きになりやすく、男性器が奥まで届く点が大きな特徴です。
結合部分が丸見えになるため、見られているドキドキ感も楽しめます。
四十八手での正式名称は「深山本手（みやまほんて）」です。深山は文字通り、なかなか人が到達できないような奥深くにある山を、本手は正常位を指します。
深山（みやま）の体位でのセックスのやり方
深山のやり方は下記です。
- 女性が仰向けに寝転がる
- 女性が両脚を曲げ、膝を上半身に引き寄せる
- 男性が女性の両脚の間に入る
- 女性の脚を男性の肩に置く
- 男性器を挿入し、腰を動かす
深山は、正常位からスタートするとスムーズです。
正常位の状態から女性の脚を男性の肩にかけ、ゆっくりと挿入を行いましょう。奥まで挿入しやすい分、勢いよく入れると女性が痛みを感じる可能性があります。
脚を肩にかけた際に距離がある場合は、男性が近寄りって密着度をさらに高めると、挿入やピストン運動がしやすく、女性にとっても気持ち良さを感じやすいでしょう。
女性の脚を男性の両肩に乗せるのが基本の姿勢ですが、そのほかにも、女性が男性の首の後ろで足首を交差させたり、男性が両手で足首を持って女性の脚を開いたりと、バリエーションはさまざまです。
脚とお尻を上げ続ける体勢は女性側に負担が大きいので、下に枕やクッションを挟むのもおすすめです。二人のベストな角度や位置などを試しながら行ってみましょう。
深山（みやま）体位のメリットとデメリット
深い挿入がしやすい深山ですが、女性の負担が大きく長時間のセックスには向いていないといえます。メリット・デメリットを解説します。
メリット
- ポルチオを刺激しやすい
- 密着度が高い
- 正常位と違う締め付け感がある
- 視覚的なドキドキを楽しめる
深山の大きなメリットは、深い挿入と密着感です。膣が上向きになって膣奥への刺激が強まるため、ポルチオ（子宮口付近のエリア）で感じやすい女性にとっては、中イキしやすい体位といえます。
男性側からは結合部分、胸、表情が一望できるため、全てを見られているドキドキやゾクゾクも味わえます。
デメリット
- 女性に負荷がかかりやすい
- 体格差によっては難しい
- 慣れていないと性交痛が生じる
- 長時間のセックスに不向き
脚を長時間上げた状態を維持するのは体力を要するほか、腰に負荷がかかって腰痛になりやすくなります。
深い挿入による性交痛が生じたとき以外も、身体に痛みや負荷を感じたら、体位を中断して、リラックスできる姿勢に移行しましょう。
深山（みやま）体位をもっと気持ちよくする7つのコツ
深山体位での快感をより高めるためのポイントを7つ紹介します。
- クリトリスや胸を刺激する
- 女性が足首を交差する
- 男性が前傾姿勢になる
- 脚や腰の位置を変える
- お互いの恥骨を密着させる
- ジェルを使用する
- ポルチオを開発する
1.クリトリスを刺激する
深山での行為中は、膣内への刺激がメインになります。そのため、女性によっては快感を感じにくいケースがあります。
指でクリトリスや胸を刺激し、外からの気持ちよさを加えましょう。膣内と外からの刺激を組み合わせることで、オーガズムに達しやすくなります。
2.女性が足首を交差する
女性が足首を男性の首の後ろで交差させることで、体勢が安定しやすくなり、膣圧が高まります。これにより、より強い締め付け感を得られ、お互いの快感が高まります。
ただし、強く締め付け過ぎると男性側が身動きが取れず苦しくなってしまうため、力の入れ方には注意しましょう。
3.男性が前傾姿勢になる
男性が女性に覆いかぶさるように前傾姿勢を取ることで、より深い挿入が可能になります。
腰の動きが直接膣に伝わるため、刺激がさらに高まります。お互いの顔が近くなるため、相手の表情を見れるのもポイントです。
ただし男性が前傾姿勢になること女性は脚が上半身に近付くため、筋肉が過度にストレッチされて、痛みを感じる場合があります。
痛みが生じた場合は、脚を肩から少しだけ降ろして、相手の二の腕に絡めるような体勢になると負荷が減ります。
4.脚や腰の位置を変える
「深山だとあまりイイところに当たらない……」という方は、脚の開き方や、腰の位置を変えてみましょう。
女性器には上付き・下付きの違いがあり、深山の形が必ずしも気持ちがいいところに当たる体位とは限りません。
脚を肩から降ろして広げたり、腰にクッションを入れて膣の角度を調節したりすることで、お互いにぴったりの刺激を楽しめます。
女性器の上付き・下付きの違いやチェック方法は、以下の記事で詳しく紹介しています。
5.お互いの恥骨を密着させる
深山体位は、恥骨同士を密着させることがポイントです。脚を肩に乗せるタイミングや、ピストン運動を行う最中で、二人の距離が離れてしまう可能性があります。
男性は女性を引き寄せつつ、女性は自分の足首を交差してホールドしたり、男性の脚を掴んだりしながら、恥骨（おへその下をたどった先にある骨）を密着させると、より気持ちよさがアップします。
6.潤滑ジェルを使用する
深山体位のように深い挿入や長時間のプレイが続く場合、心理的に興奮していても、乾燥が起きやすくなることがあります。そんな時にはジェルを使用して、さっきまでとは違う気持ちよさを体感してみてもいいでしょう。
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7.ポルチオを開発する
ポルチオは膣の奥に位置しており、普段のセックスではあまり刺激されない部分です。しかし、深山のように深い挿入が可能な体位では、ポルチオへの刺激が強まります。ポルチオを開発することで、奥での快感を得やすくなります。
ただし、ポルチオは敏感な部分なので、勢いよく激しく挿入すると、痛みが生じる可能性があるため注意してください。ゆっくりとしたリズムで深く挿入し、少しずつ刺激を増やしていくようにしましょう。
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以下の記事では、ポルチオとはどんなものか、場所の確かめ方から、手やラブグッズ、男性器での開発方法までを、医師監修のもと詳しく解説しています。
深山（みやま）の前後に取り入れたい体位
深山体位の前後におすすめな体位を解説します。
正常位
正常位は、パートナー同士が顔を見合わせ、安心して密着感を楽しむことができる体位です。深山から移行しやすいため、取り入れやすいです。
深山の前に正常位を行うことで、リラックスした状態でセックスを始めることができます。アクロバティックな深山の後に行えば、より一層二人の心の距離を縮められます。
正常位の基本的なやり方と、気持ちよく感じられる楽しみ方については、以下の記事で詳しく紹介しています。
達磨返し
達磨返しは深山に似た体位で、仰向けになって体育座りのように縮めた女性の脚を、紐で縛ります。紐がない場合でも同様の姿勢を取って、男性の上半身に足の裏をくっつけてもいいでしょう。
肩に脚を置いて腰を持ち上げる深山は、長時間のセックスでは女性の身体に負荷がかかり、だんだんと疲れてきます。
そういった場合は、雰囲気を壊さずに移行できる達磨返しに挑戦してみてもいいでしょう。
対面座位
深山から女性が脚を降ろし、上半身を起こせば対面座位になります。
見つめ合ってキスや抱擁を楽しめるだけでなく、深山では感じられなかったクリトリスへの刺激や、違う角度での挿入が行えるため、前後に取り入れることでセックスの満足度が大きく向上します。
対面座位のやり方は以下の記事で詳しく紹介しています。
深山の体位で二人の距離をぐっと縮めて
深山体位についてやり方、メリット・デメリット、さらに快感を高めるためのコツについて紹介しました。
深山体位は、深い挿入と密着感が特徴なため、二人にとって心地の良い角度や体勢を探ることで、二人だけのセックスがさらに充実します。
深山を通して、パートナーと心身ともにより深い絆を作っていきましょう。
