女性のオーガズムとは? 種類・セックスでイク方法 | クリイキ・中イキ・奥イキって?
オーガズム(オルガスムス)とは性的絶頂を指し、「イク」「アクメ」などの言葉が用いられることもあります。
女性のオーガズムは、達し方や感じ方まで個人差が大きいものです。
男性の射精のように目に見える結果がないため「今の感覚がイッたということなのかな? 」「気持ちいいけど、イッたのかが分からない」と疑問や不安を感じる女性も少なくありません。
※男性のオーガズムの中には、射精をせずに到達するオーガズム「ドライオーガズム」も存在します
この記事では、女性のオーガズムのメカニズムや種類、女性がセックスでイク方法について詳しく解説します。
Index
女性のオーガズムとは?
女性のオーガズムは、心拍数、呼吸数が増加し、膣や子宮の筋肉がリズミカルに収縮している状態を指します。
どこを刺激するとオーガズムを感じる?
女性のオーガズムは、主にクリトリス、膣内部、またはその両方の刺激によって引き起こされることが多いです。
性感帯は女性器以外にもあるため、他の部位でオーガズムを感じるケースもあります。
指や男性器、ラブグッズなどによる刺激が性感帯に与えられ、性的興奮が高まるとオーガズムを迎えます。
オーガズムの感覚って?
オーガズムを迎えた際の感覚には個人差があり、また、毎回同じような感覚になるとは限りません。
頭が真っ白になる、電気が走ったような衝撃がある、せりあがってくるような快感がずっと続く、など人それぞれです。
iro iro irohaでは、中イキの体験談を紹介しているので、ぜひ下記の記事も併せてご覧ください。
研究者の間でも、女性のオーガズムの定義にはさまざまな意見があります。
オーガズムの感覚をまだ掴めていない方は、まずは後述する方法でオーガズムを体感してみましょう。
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また、オーガズムは必ず迎えなければならないものではありません。
「オーガズムを迎える」という身体の変化にこだわり過ぎず、精神的な心地よさや満足感、パートナーとの親密度の高まりを大切にしてもいいでしょう。
オーガズムでは幸せホルモン「オキシトシン」が分泌される
出典元:TENGAヘルスケア
画像は、セルフプレジャー中の血中オキシトシン濃度をリアルタイムで測定したグラフです。
女性がオーガズムを迎えると、脳内では幸せホルモンである「オキシトシン」が放出されます。オキシトシンは、相手がいる性行為だけでなく、セルフプレジャーでも得ることが可能です。
オキシトシンが放出されると、ストレス軽減、感情の安定、美肌効果、睡眠の質向上など、多くのメリットをもたらします。
セルフプレジャーを通してオキシトシンの分泌を促すことは、心身の健康を向上させ、幸福感を高める効果があるといえるでしょう。
女性のオーガズムの仕組み
女性のオーガズムは、一般的に4つのプロセスを経て発生します。それぞれの段階について、詳しく解説します。
興奮期
興奮期は、膣粘膜から潤滑液が分泌されて、いわゆる「濡れる」状態になります。クリトリスが膨らみ、血液が性器周辺に集まることにより、小陰唇が軽く腫れて張る場合もあります。
シチュエーションとしては、性的な刺激が始まった時や前戯の段階です。
高原期
高原期ではさらに興奮度が高まり、小陰唇や膣が赤らんでくるほか、膣壁の厚さが増して、血圧・脈拍・呼吸数が徐々に増加します。セックスではこの段階で挿入に至るのが適切です。
高原期は、刺激の強弱によって長く続くこともあり、オーガズムを迎える直前まで性的な緊張が増していきます。
絶頂期(オーガズム期)
興奮が最高潮まで高まると、緊張していた骨盤底筋群(膣、子宮、肛門などの周囲の筋肉)にリズミカルな収縮運動が起こり、オーガズムが起こります。
後退期
オーガズムの後は、徐々にクリトリスの膨らみや性器の腫れが引き、心拍数や呼吸も正常に戻り始めます。
これを後退期と呼びます。再び興奮期に戻り、オーガズムを迎えるケースもあります。
女性のオーガズムの種類4つ
- クリイキ(外イキ)
- 中イキ
- 奥イキ
- 両イキ
女性のオーガズムは、主に刺激を受けた部位で分類されます。複数箇所個所への刺激でオーガズムを迎える場合もあります。
1.クリイキ(外イキ)
クリイキ(外イキ)は、クリトリスやその周辺の外陰部を刺激することで得られるオーガズムです。
クリトリスは1万本以上の神経線維があるため非常に感度が高く、比較的オーガズムを達成しやすい部位といえます。
感度が高いことから、オーガズム直後はクリトリスが敏感になり、触れると不快に感じる女性も少なくありません。
クリトリスへについて、刺激方法をより詳しく知りたい方は下記の記事もご覧ください。
2.中イキ
中イキは、膣内のGスポットなどの感度の高い部分を刺激することで起こるオーガズムです。
Gスポットは、膣の入り口から数センチの膣壁にある小さなエリアで、クリトリスの次に快楽を得やすい部分といわれています。
しかし、研究者の中ではG スポットが存在するかどうかについては依然として議論があり、ある女性とない女性の2タイプがいる、という見解もあります。
Gスポットがとても狭かったり、Gスポットがない場合は、中だけでオーガズムを迎えることは難易度が高いといえるでしょう。
Gスポットについてさらに知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
また、Gスポットが存在する膣壁の上部には、スキーン腺という器官があり、女性の前立腺と呼ばれることもあります。
性的興奮を感じた際に潤滑液を出す器官ですが、スキーン腺から液体が流出したとしても、必ずしもオーガズムを意味するわけではありません。
3.奥イキ
奥イキは、膣の奥にあるポルチオを刺激することで起こるオーガズムです。ポルチオは、子宮の最も下にある、膣内に露出した部分を指します。
奥イキは、中イキやクリイキと比べて達成が難しく、刺激に慣れていないと痛みを感じるケースも少なくありません。
はじめからポルチオでオーガズムに到達できる人はほとんどいないため、ゆっくりと挿入を行いながら、子宮内のわずかな感覚の変化を感じるところから始めましょう。
徐々に刺激に慣れていくとポルチオが性感帯として開発されて「気持ちいい」と感じられるようになります。ポルチオの位置や開発して気持ちよくなる方法は下記で紹介しています。
4.両イキ
両イキは、外イキ(クリトリスの刺激によるオーガズム)と、中イキまたは奥イキ(膣内のGスポットやポルチオの刺激によるオーガズム)が同時に起こるオーガズムです。
両イキは、オーガズムの体感時間がさらに長くなり、快感が増幅される傾向にあります。
両イキするためには、複数の箇所を同時に刺激することが必要です。
いつものセルフプレジャーや性行為で両イキを体感できていない場合は、違う刺激方法を行ったり体位を変えたりすると、両イキを達成しやすくなります。
セックスでオーガズムを迎える(イク)方法
パートナーとのセックス時に、オーガズムを得られない女性は少なくありません。これらの方法を参考にしつつ、心も身体も満たされるセックスを楽しみましょう。
※オーガズムの感じ方には個人差がありますので、下記のやり方で必ずオーガズムに達するわけではありません。
紹介する内容を参考に、ご自身に合ったやり方をぜひ見つけてください。
- リラックスできる環境を作る
- 時間をかけてセックスをする
- 体位を変える
- ラブグッズを使う
- 膣トレ(骨盤底筋トレーニング)をする
- セルフプレジャーでイク感覚を掴む
1.リラックスできる環境を作る
オーガズムを迎えるためには、心身ともにリラックスした状態が必要です。
パートナーとの信頼関係を深め、お互いが安心できる環境を作りましょう。部屋の照明を落としたり、好きなアロマを焚いたりするのもおすすめ。
ストレスや心配事がある時は、無理をしないことも大切です。
iroha×五島椿 マッサージキャンドル
アロマキャンドルでありながら、溶けたオイルでマッサージも楽しめる特別なキャンドルです。
優しい香りでリラックスした後は、火を消して溶けた椿油を手のひらに取り、ご自身やパートナーをマッサージしてみてはいかがでしょうか。
お互い自然に触れ合うことができ、安心感のあるスキンシップの時間が楽しめます。
iroha AROMA MIST
より深く、性や自分自身と向き合うためのアロマミストです。
優しく包むような香りで心や身体の緊張をほぐす「リラックスカモミール」と、上品かつエキゾチックな香りで気持ちを高める「センシュアルイランイラン」の2種類の香りから選べます。
ベッドリネンやクッションなどにふきかけると、ふんわりと香りが続きます。
2.時間をかけてセックスをする
ゆっくりと時間をかけて前戯を行い、身体全体の感覚を高めていくことが女性がオーガズムを迎える方法の一つといえます。
多くの研究では、1回のセックスでオーガズムを迎えられる割合は、男性よりも女性の方が少ないという結果が出ており、これはセックスが挿入と射精をメインにしていることが原因と考えられます。
Gスポットが狭い・もしくはなかったり、ポルチオでの快感を感じられなかったりする女性はとても多く、全員が膣内や膣奥のみでのオーガズムを得られるわけではありません。
時間をかけてセックスを行い、クリトリスをはじめとした快感を得られるポイントをゆっくりと刺激しましょう。
アメリカ・チャップマン大学による5万人以上の男女を対象とした調査では、男性のうち約95%が『親密な関係な女性との性交渉では大抵オーガズムを感じる』と回答した一方、女性で同じような回答をした割合は約65%にとどまりました。
この差は、オーガズムギャップとして問題視もされています。
3.体位を変える
オーソドックスな正常位(女性が仰向きになり、男性が覆いかぶさるスタイル)だけでなく、様々な体位を試すことで、オーガズムを得やすくなります。
単純にマンネリ化を脱することができるのはもちろん、体位によって指や男性器が当たりやすい角度が異なってくるため、自分はどの体位で感じやすいのか知っておくと、より満足度の高いセックスが行えます。
4.ラブグッズを使う
ラブグッズはセックス時の二人の仲を深め、感度を高めてくれるアイテムです。
入れたり当てがったりするラブグッズはもちろん、潤滑ジェルやローションの使用もオーガズムに達しやすくなる方法の一つです。
iroha SVR
セックス中、自分とパートナーどちらも快感を味わえるラブグッズ。挿入時であっても膣内だけでなく、クリトリスに振動の刺激が伝わるため、女性もオーガズムを迎えやすいアイテムです。
iroha MOIST GEL
挿入時の痛みや摩擦を軽減する潤滑ジェル。セルフプレジャー時にも使えるため、手元に1本置いておきたいアイテムです。美容成分配合で、不快感につながるべたつきもありません。
5.膣トレ(骨盤底筋トレーニング)をする
膣トレ(骨盤底筋トレーニング)は、より深いオーガズムを得られるほか、膣の締りが良くなるといったメリットがあります。
女性は運動不足、加齢、出産などによって骨盤周りの筋肉が伸びやすいです。オーガズムは筋肉の収縮が関係するため、膣トレによって骨盤底筋を鍛えると、セックス時に膣圧をコントロールできるようになり、よりオーガズムを迎えやすくなります。
K-Gel CHECKER
骨盤底筋の筋力や柔軟性/動かす上手さを測定したい方は、「K-Gel CHECKER(ケーゲルチェッカー)」を使用するのもおすすめです。
6.セルフプレジャーでイク感覚を掴む
自分自身でオーガズムを経験すると、どこにどのような刺激を与えれば、自分が気持ちよく感じるのかを知ることができます。セルフプレジャーではラブグッズの使用も有効です。
セックス中、オーガズムを迎えるまでの感覚に未知の恐怖があり、途中でストップをかけてしまう方は少なくありません。
セルフプレジャー中は自分のペースで快感を得られるので、徐々に身体を慣らしていくことが可能です。
自分が気持ち良く感じる部分の開発を行うことで、よりセックスを楽しめるメリットもあります。
irohaのセルフプレジャーグッズは、オーガズムを迎えやすくするためのサポートアイテムとしても活躍します。
iroha
あてがうタイプのirohaは、セルフプレジャー初心者や、外イキを目指している方にぴったりです。ぷにぷにと柔らかく、あてがった際の肌ざわりは病みつきになります。
iroha RIN+
中イキや奥イキを目指したい方におすすめ。先端の柔らかな玉飾りで、Gスポットやポルチオを刺激できます。
挿入するラブグッズが初めての方にも「無理なく挿入できました」と好評いただいています。
女性のオナニー(セルフプレジャー)についてより詳しく知りたい方は下記の記事もご覧ください。
心地の良いオーガズムでさらにセックス・セルフプレジャーを楽しもう
女性のオーガズムについて、種類やイク方法を交えながら解説しました。
オーガズムは、身体だけなく脳内のホルモンにも影響します。
そのため、自分にとって心地の良いオーガズムを迎えることは、性的満足度の大きな向上に繋がり、パートナーがいる場合はより絆が深まります。
オーガズムの迎え方や、性的興奮を得られる部位の開発にかかる時間には個人差が大きいため、焦らずにリラックスして、自分の気持ちが良い場所を探しましょう。
irohaのアイテムは、オーガズムを迎えるためのサポートが可能です。
外イキを目指すならあてがうラブグッズを、中イキ・奥イキを目指すなら挿入系のラブグッズをぜひ試してみてはいかがでしょうか。