中イキはどんな感覚？ 練習方法を解説

 

膣内の刺激でオーガズムに達することを「中イキ」と呼びます。

 

クリトリスでのオーガズム「外イキ」に比べてやや難易度が高めなことから、中イキの経験がない女性も少なくないかもしれません。

 

そこで今回は、中イキするためのコツや練習方法についてご紹介します。

 

中イキに関する体験談なども紹介するので、ぜひ参考にしてください。

 

注）「ちつ」の解剖学的に正しい表記は「腟」ですが、この記事では一般的な表記である「膣」を使用します。

 

中イキとは？ どんな感覚？ 

 

「中イキ」とは、膣内の性感帯であるGスポットやポルチオなどの感度の高い箇所を刺激してオーガズムに達することを意味します。

 

対して、「外イキ」はクリトリスでオーガズムに達することを指します。

 

Gスポットへの刺激の感度を高めるには、ある程度の経験が必要とされ、位置を把握して刺激を繰り返すことで中イキを目指せます。

 

ただし、Gスポットは必ずしも女性全員にあるわけではなく、Gスポットがない女性もいます。ない場合は、中イキの難易度はさらに高くなるでしょう。

 

中イキの感覚は人によってさまざまです。以下のように、実際に中イキした方の声を聞くと、稲妻のような鋭い感じと、波のような緩やかな感じ、といった2種類の感覚を覚える方が多いようです。

 

 

引用元：脱オーガズム迷子！ “気持ちいい”を脳に覚えさせることが秘訣【みんなのオーガズム体験談】

 

 

引用元：気持ちよさの波は突然に…。カギを握るのは集中力とリラックス【みんなのオーガズム体験談】

 

 

中イキができない時に考えられる原因

 

女性のオーガズムには、肉体的な刺激と精神的な刺激の両方が必要です。

 

以下から満たされていない要因をチェックして、中イキへの第一歩を踏み出しましょう。

 

 

リラックスできていない

セルフプレジャーでもセックスでも、心身ともにリラックスできていないと、中イキに到達する以前に、快感を得にくくなります。

 

与えられる刺激を十分感じて楽しむためにも、体の力を抜いて、全身で快感を堪能してみましょう。

 

セルフプレジャーやセックスをする前に、お風呂に入る、好きな香りのアロマを焚くなど、自分がリラックスできる方法を試してみてください。

 

 

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 プレジャータイムの前にシュッとひと吹きするだけで、気持ちを高めてくれるミスト。

 

からだの緊張をほぐしリラックスを促してくれる「リラックスカモミール」と、芳醇なお花の香が気持ちを高め、心地よいプレジャータイムに導く「センシュアルイランイラン」の2種類で、気分に合わせて使えます。

 

 

 

体調によって中イキがしづらい

 

女性の体はホルモンバランスの変化によって、体調も変わります。

 

疲れやストレスなどでホルモンバランスが乱れていると、気持ちが乗らなかったり、刺激が感じにくくなったりして、中イキしづらくなることもあるでしょう。

 

また、体が冷えると血行不良になり、膣が濡れにくくなります。膣に十分な潤いがないと、刺激をしても痛みを感じやすくなるため、中イキが難しくなるでしょう。

 

引用元：「からだが整うと感度が上がる」温活・フェムケアから始める中イキのススメ【みんなのオーガズム体験談】

 

 

 

Gスポットがない・開発されていない

Gスポットは、刺激を繰り返して開発することで、感度が高まっていきます。

 

日々のセルフプレジャーでGスポットへの刺激をし続けて、開拓してみましょう。

 

もしGスポットを探しても見つからない場合は、もともとGスポットがないのかもしれません。

 

その場合は、中イキにこだわらず、クリトリスの刺激をしながら中の刺激を楽しんで、外イキをメインにしてみてください。

 

また、膣周りの筋肉がやわらかくほぐれている方が密着感も高まるため、挿入時に刺激を感じやすくなります。

 

さらに血行も促進するため、潤いもアップし感度が高まります。セルフプレジャーと合わせて、膣マッサージで膣内をほぐすと良いでしょう。

 

膣マッサージのやり方は以下の記事で詳しくご紹介しています。ぜひチェックしてみてくださいね。

 

 

中イキしたい人におすすめの練習方法

 

中イキするためには、どんな練習をすればよいのでしょうか。

 

以下でご紹介する方法で「まだ中イキしたことがない」という方でも少しずつステップアップしながら、中イキを目指しましょう。

 

 

外イキ（クリトリスでオーガズム）から試す

まず、中イキを経験するには、オーガズムの感覚を掴むことが必要です。中イキへと進む前に、クリトリスを刺激する外イキを体験してみましょう。

 

クリトリスは、女性器の陰核のことで、上記の図の位置にあります。強い快感を得られる性感帯なので、Gスポットよりもオーガズムを得やすいでしょう。

 

指やラブグッズを使い、クリトリスを少しずつ刺激しながら、気持ちいいと感じる触れ方を探っていきます。くすぐったい感覚が強い時は、弱い刺激から始めましょう。刺激を続けるうちに、快感へと変わっていきます。

 

クリトリスへの刺激の仕方は以下の記事を参考にしてみてください。

 

 

Gスポットで気持ちいいところを見つけ刺激する

Gスポットは、膣の入り口から3～5cmほどの、お腹側の膣壁にあります。

 

見つけるには、指にローションなどを塗って、指の第1～第2関節まで膣内に入れます。

 

少し指を曲げ、お腹側の膣壁にあるザラザラしていたり、少し膨らんでいたりする部分が、Gスポットの位置です。

 

前述したように、Gスポットは刺激を繰り返すことで感度が上がります。

 

指を入れてトントンとノックするように刺激をしたり、ラブグッズ（プレジャーアイテムⓇ）を挿入してポイントに当ててみたりと、セルフプレジャーで気持ちいい場所や刺激の仕方を研究してみましょう。

 

「プレジャーアイテム」は株式会社TENGAの登録商標です。

 

中イキするためには、気持ちいいポイントを見つけて上手に刺激することが大切です。

 

まずは練習に徹して、決して無理に中イキさせようと強く刺激しないように気を付けましょう。

 

Gスポットについて詳しく知りたい方は下記の記事もチェックしてみてくださいね。

 

 

セルフプレジャーで中イキする方法

中の刺激がわかってきたら、いよいよ中イキへとトライしていきましょう。

 

セルフプレジャーによる刺激で、感覚をつかむことができます。

 

 

十分に膣を濡らす

中イキするためには、スムーズな動きによる刺激が不可欠で、そのためにも膣を十分に濡れた状態にします。

 

リラックスして、ドキドキする気持ちを高めるなど、準備に時間をかけましょう。

 

潤いが足りないと感じる時は、潤滑ジェルを使用して、十分に膣を濡らすことを心がけてください。

 

 

おすすめアイテム：iroha Healthcare モイストケアジェル

 

医薬部外品の水溶性の潤滑ゼリー（ジェルローション）です。

 

うるおいを与えながら炎症を抑え、挿入時の圧迫感を軽減するので、セルフプレジャーはもちろん、セックスの時にも役立ちます。

 

 

ラブグッズ（プレジャーアイテムⓇ）でGスポットを刺激する

十分に潤ったら、ラブグッズ（プレジャーアイテムⓇ）でＧスポットを刺激していきます。「プレジャーアイテム」は株式会社TENGAの登録商標です。

 

初めからアイテムを挿入せずに、まずは弱めの振動でクリトリスを刺激し、”気持ちいい”という感覚を高めます。

 

徐々に振動のレベルを上げ、クリトリスでの快感をたっぷり堪能しましょう。

 

感度を高めたら、膣の入り口付近に先端をあてます。自分が「挿れてみたい」と感覚になったら、まず浅めに挿入し、出し入れして刺激をしてみましょう。

 

そして、2～4センチほど奥まで入れて、Ｇスポットへと当てていきます。

 

「ここだ」という場所があったら、少し角度をつけて刺激してみましょう。気持ちいいと感じる刺激の仕方を探り、わかってきたらじっくり感覚を味わってみてください。

 

最後に、奥までゆっくり挿入します。激しく出し入れせず、奥に当たる感覚や膣全体で包み込むのをじっくり感じてみましょう。

 

 

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スティック型で、見た目も使い方もシンプルなバイブ「iroha RIN＋」。

 

クリトリスに当ててローターとしても、挿入してバイブとしても使え、幅広い刺激を味わえます。

 

先端の玉飾りはしっとりと柔らかく、挿入時も中を適度に刺激し、軽やかな感覚。バイブビギナーでも使いやすいアイテムです。

 

iroha RIN＋での中イキ体験談を下記で紹介しているので、ぜひあわせてご覧ください。

 

 

セックスで中イキする方法

 

パートナーとの挿入時に中イキをしてみたい、という方は多いでしょう。

 

ともに高め合いながら挿入を楽しむためにも、セックスでの中イキ方法をチェックしましょう。

 

前戯に時間をかける

前戯はセックスをより良くスムーズにするための時間です。

 

心身ともにリラックスして、快感が得やすくなるよう、たっぷり時間をかけましょう。

 

肉体的な刺激として、指や舌を使った性感帯への愛撫に限らず、相手への気持ちを囁き合う、キスやハグで興奮を高めるといった精神的な刺激も重要です。

 

前戯を十分に楽しめれば、挿入時に受け入れ態勢万全な状態になれるのです。

 

 

中イキしやすい体位を試してみる

セックスで中イキしたい時は、Ｇスポットを刺激しやすく、さらに感じる場所に当てやすい体位で挿入してみましょう。

 

まず、女性優位になれる体位は、自分で感じる場所に当てやすいので、中イキしやすいです。

 

特に、騎乗位や座位は深い挿入ができ、体も動かしやすい体位です。

 

 

 

セルフプレジャーで試した、気持ちいいと感じる刺激の仕方を、自分で動きながら挿入時にも活かしてみましょう。

 

膣の位置が下付きの方が深く挿入しやすい後背位やロールスロイスも、中イキにおすすめの体位です。

 

 

 

特に後背位は男性の動きに合わせて動くとストロークが長くなるので、Ｇスポットからポルチオまでの刺激を楽しめます。

 

また、ロールスロイスは上半身を起こしてひざ立ちになるため、よりお腹側の膣壁を刺激でき、Ｇスポットを集中的に攻めることができます。

 

上付きの女性なら、正常位のバリエーションでもある、松葉崩しで中イキを目指してみましょう。

 

 

 

足を交差させて挿入する体位で、通常の正常位より深くまで挿入できます。お互いの恥骨が当たり、クリトリスの刺激もできるので、外イキと合わせて中イキの感覚を誘発できるでしょう。

 

上付き・下付きそれぞれに最適な体位については下記の記事も参考にしてください。

 

 

体の構造によって快感を得にくい場合は医療機関に相談も◎

もともとＧスポットがない、またクリトリスが皮で覆われているクリトリス包茎の場合は、刺激や開発をしても、オーガズムに達しにくい可能性があります。

 

セルフプレジャーやセックスで中イキの練習を続けても、気持ちよさを感じない、オーガズムに達する感じがしない場合は、医療機関などでの相談も検討してみるとよいでしょう。

 

 

中イキの練習でより気持ちよく！ まずはオーガズムにこだわらず気軽に楽しもう

中イキができない原因には、心身の状態や開発不足が考えられます。

 

体を温めたり、リラックスしたりして自身の体調を整えて、セルフプレジャーによる開発を続けながら、中イキの感覚を掴んでみましょう。

 

もちろん、中イキできたら大きな快感を得られますが、セックスやセルフプレジャーで「気持ちいい」と感じるだけでも、体は幸福感を得ているものです。

 

なかなかオーガズムに達することができない時でも、中イキやオーガズムにこだわりすぎず、まずは快感を楽しんでみてくださいね。

 

 

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