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女性器の構造を解説! これって私だけ? 名称や形について

女性器の構造_アイキャッチ画像

 

注)「ちつ」の解剖学的に正しい表記は「膣」ですが、この記事では一般的な表記である「膣」を使用します。

 

自分の身体について正しく理解することは、健康維持や自己肯定感を高める上でとても大切です。

女性器の構造については、保健体育で習う場合がほとんどですが、しっかりと覚えているという方は少ないのではないでしょうかまた、正しく理解していない場合、誤ったケア方法をしていたり、「この形や色は私だけ…? 」と過度に気にしすぎているなど認識が違う可能性もあります。

この記事では、女性器の構造や名称一般的な特徴、そして適切なケア方法について詳しく解説していきます。

 

 

女性器の基本構造

女性器は大きく分けて、外性器と内性器の2つに分類されます

 

外性器に含まれるのが、外から見える恥丘・大陰唇・小陰唇・クリトリス(陰核)などです。一方、内性器には、膣・子宮・卵管・卵巣などが含まれます。

 

女性器は男性器と比べて研究が遅れており、本格的に構造の解明が進んだのはここ30年ほどともいわれています。

 

 

外性器の形や名称

女性器_外性器

 

 

外性器は、直接見たり触れたりできる部分で、外陰ともいいます。デリケートゾーンやプライベートゾーンとも呼ばれます

 

外性器には、精子が体内に入るのを助ける、細菌などから内性器を保護する、性的な快感を与える役割があります。

 

 

恥丘

下腹部の皮膚が盛り上がった部分で、陰毛(アンダーヘア、恥毛)が生える領域です。思春期以降に発達し、脂肪によってクッションのような役割を果たします。恥丘には油分を分泌する腺(皮脂腺)があり、ここからフェロモンが分泌されます

 

 

大陰唇

他の外性器を取り囲んで保護する、分厚い肉質の皮膚の隆起です。思春期には、大陰唇にも陰毛が生えてきます。VIO脱毛のIにあたる場所と言えば、イメージしやすいかもしれません。個人差が大きく、色や形もさまざまです。

 

 

小陰唇

大陰唇の内側にある二つのひだで、クリトリスを覆う役割も持ちます。大陰唇同様、色や大きさは個人によって異なります。性的な刺激を受けると血流が良くなって小陰唇が膨らみ、刺激に対してより敏感になります。

 

 

クリトリス(陰核)

性感帯の一つで、1万本以上の神経線維があり、とても敏感な部分です。小陰唇の上部に位置し、男性の陰茎(ペニス)にあたります。刺激によって勃起もします。

 

クリトリスについて詳しく知りたい方は下記のクリトリス勃起の記事もご覧ください。

 

 

尿道口

尿道(膀胱から尿が排出される管)の開口部で、クリトリスの下、膣口の上にあります。女性は男性と比べて尿道が短く、尿道口から細菌が入りやすいため、清潔に保っておくことが大切です。

 

 

膣口

膣の入り口で、外性器と内性器の接点です。性行為の際にはここに、男性器を挿入します。月経(生理)時には経血がここから出てくるほか、出産時には赤ちゃんもここを通って出てきます。

 

 

処女膜

膣の入り口にある伸縮性のあるヒダ状の膜で、性行為のほか激しい運動やタンポンの使用で破れるケースも多くあります。処女膜の有無は、性経験の有無を示すものではありません初体験であっても、処女膜がなかったり、血が出なかったりすることは大いにあり得ます。

 

 

会陰(えいん)

膣口と肛門の間の部分で、長さは2~5cmほどです。膣口や小陰唇などの粘膜部分と異なり、大陰唇と同じような皮膚で覆われています。

 

この会陰の長さによって、膣口の位置が上付きなのか下付きなのか確認できます。膣口の位置によって、気持ちいいと感じやすいセックス体位が異なるため、気になる方は下記の記事もぜひあわせてご覧ください。

 

 

 

肛門

便が排出される部分です。便を拭き取る際には、膣口や尿道への大腸菌などによる感染を防ぐため、必ず前から後ろに拭きましょう

 

 

内性器の形や名称

女性器の構造_内性器

 

内性器は膣、子宮、卵管、卵巣からなり、女性の生殖機能において大事な役割を果たしています。

 

 

膣の内側は粘膜で覆われており、常に湿った状態に保たれています。長さは成人女性で7~9cmほどで、外性器と子宮をつないでいます。膣の組織は柔らかく、伸縮性があります。

 

 

子宮

骨盤の真ん中にある臓器で、複数の靱帯により膣内へ落ちないように支えられています。子宮内の内膜が厚くなった後にはがれると、月経がはじまり経血として排出されます。

 

 

卵管

子宮の上部から、それぞれの卵巣の方に伸びている管です。卵管と卵巣は直接つながっておらず、先端は指を広げた手のような形の構造になっています。

 

 

卵巣

卵子を作って放出する器官です。卵巣では、女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)のほか、一部の男性ホルモンも分泌しています。

 

 

オーガズムに関連する内性器の部位

女性の性的快感や絶頂(オーガズム)には、女性器の中でも特定の部位が深く関わっています

 

オーガズムについて知りたいという方は、下記の記事で詳しく紹介しています。

 

 

スキーン腺

女性の性器から分泌される液体は複数ありますが、スキーン腺はオーガズムに大きく関係する器官です。男性でいう「前立腺」にあたり、濡れる原因の一つです。尿道の近くにあるとされていますが、全くない人もいれば、複数ある女性もいます。

 

 

バルトリン腺

スキーン腺同様、女性が濡れる仕組みの一つです。バルトリン腺液は、男性のカウパー腺液(我慢汁)にあたるとも考えられています。膣の左右にある分泌腺で、出口がふさがって粘液が溜まると、バルトリン腺膿瘍を引き起こします。

 

 

Gスポット

Gスポットとポルチオの位置がわかるイラスト図解

 

ドイツの産婦人科医エルンスト・グレフェンベルクによって名付けられた、膣内にある性感帯です。全ての女性にあるわけではなく、あったとしても位置や大きさには個人差があります

 

Gスポットについての詳しい情報は、下記の記事もご覧ください。

 

 

ポルチオ

Gスポットよりもさらに奥深く、子宮近くにある女性の性感帯です。ポルチオを開発すると、中イキとは異なる「奥イキ」ができるようになるといわれています。Gスポットやポルチオについては、医学的な議論が続いており、全ての女性に共通するわけではありません

 

ポルチオについての詳しい情報は、下記の記事もご覧ください。

 

 

これって私だけ? 女性器の見た目やサイズの違い

デリケートゾーンについて悩んでいる様子の女性

 

女性器は見た目やサイズが、個人によって大きく異なります。また、成長や加齢、ホルモンバランスによっても変わることがあります。

 

小陰唇の大きさや色、クリトリスの大きさなど、外性器の見た目には大きな個人差があります。左右非対称であることも珍しくありません。

 

また、デリケートゾーンの黒ずみを気にする女性も多くいますが、日本人女性は元から持っているメラニン色素の量の関係でやや赤黒い色が平均です。

 

また、思春期、妊娠・出産、更年期などのライフステージに応じて、女性器の形状や機能は変化していきます。ホルモンバランスの変化に伴い、潤滑液の出る量や膣の弾力性なども変わります

 

更年期のデリケートゾーンの変化やセックスのお悩みについては、下記の記事もご覧ください。

 

 

女性器の正しいケア方法

女性器の健康を維持するための、基本的な3つのケア方法をご紹介します。

 

  1. 清潔を保つ
  2. きつい下着やボトムスを避ける
  3. 定期的な検診を受ける

 

 

清潔を保つ

お風呂に入っている女性の脚

 

外性器は、毎日の入浴時に、専用の石鹸を用いてぬるま湯で優しく洗いましょう。膣内を洗う必要はありません

 

臭いを消したいからと、洗浄力の強い石鹸を使用すると、膣を守る常在菌まで洗い流してしまうため、専用ソープの使用がおすすめです。

 

おすすめデリケートゾーン専用ソープ:iroha INTIMATE WASH【FOAM TYPE】

iroha INTIMATE WASH 【FOAM TYPE】商品画像

 

くすみ※¹ケアもできる、デリーケートゾーンと同じ弱酸性のデリケートゾーン専用ソープです。1プッシュできめ細やかな泡が出るため、摩擦によるダメージを防げます。生理中を含め、毎日お使いいただけます。

 

詰め替え用があるのも嬉しいポイント。好評につき、限定版だったスウィートシトラスの香りとダマスクローズとゼラニウムの香りが定番化。気分で香りを選んで楽しくケアできます

※¹メラニンを含む古い角質

 

 

おすすめデリケートゾーンケアアイテム:iroha INTIMATE CARE TRIAL SET

iroha INTIMATE CARE TRIAL SET

 

デリケートゾーン専門ソープによる洗浄だけでなく、化粧水による潤いと、乳液による保湿をプラスしたい方のための3ステップケアセットです。どんなテクスチャや使い心地かを試してみたい方のための、約3週間分のトライアルセットとなっています。顔のスキンケアと同じように、丁寧にケアしてあげることで、乾燥を防ぎ、しっとりとしたお肌に整えます

 

 

おすすめインナーケアアイテム:TENGAヘルスケア  YoniFlora(ヨニフローラ)

YoniFlora商品画像

 

YoniFloraはTENGAヘルスケアから販売している、膣内環境に関するお悩みを身体の内側からサポートする機能性表示食品(※)です。※本品には乳酸菌GR-1(Lactobacillus rhamnosus)および乳酸菌RC-14(Lactobacillus reuteri)が含まれます。乳酸菌GR-1および乳酸菌RC-14には、膣内環境を良好にし、膣内の調子を整える機能が報告されています。

 

膣内環境のバランスが崩れると、膣トラブルの原因となる雑菌・最近が増殖しやすくなるので、ぜひ日ごろからインナーケアも忘れずに行いましょう。

 

YoniFloraは膣内環境を良好にし、調子を整える機能が報告されている「乳酸菌UREX®」を12億個含有しているのが特徴です。さらに、pH測定キット「Yoni pH CHECKER」が付属していて、自宅で簡単に膣内環境をチェックできます

 

SNSでも詳しく紹介しているので、ぜひ、下記の動画もご覧ください。

 

 

 

 

きつい下着やボトムスを避ける

スレは黒ずみに、ムレは臭いや細菌の繁殖につながります通気性の良いサイズの合った下着を選び、サイズがタイトで硬い素材のボトムスの長期着用は避けましょう。

 

 

定期的な検診を受ける

内性器の異常は、出血やいつもと違うおりもの、臭いや痛みがない限り、すぐにはわかりません。定期的に、現在の自分の年齢に合った婦人科検診を受け、異常がないか確認しておくと安心です。

 

 

女性器の形は人それぞれ。身体を正しく理解して、自分を大切に

女性器の構造やケア方法についてご紹介しました。

 

自分の身体を正しく理解し、大切にすることは、健康的な生活を送るために必要です。

 

単に知識を得るだけでなく、実際に自分の身体と向き合い、実際に触れて理解を深めてみてはいかがでしょうか。

 

日々ケアを行うことで、女性器のトラブルにも気が付きやすくなり、より自分の身体を大切にすることにもつながっていくでしょう。

 

 

 

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